全米トラップ射撃選手権
08/16(Fri) 13:32|よもやま話comment(0)trackback(0)edit
今夜京都は大文字送り火です。各家へ帰ってきたお精霊さんをまた、あの世へ送り出す・・・と祖母から聞きました。仏教行事ではあるものの京都は宗派も多いせいか大文字送り火のいわれははっきりわからないみたいです。
宇治金時はあるお客さんから「大(人間を象ったもの)が船に乗って(南無)妙法(蓮華経)と唱え鳥居(冥土の門)をくぐる」と聞いたことがあり、そういう庶民的考え方はわかり易い。
ブログが遠ざかっていましたが、その間グッとアクセス数が増えてびっくり。更新を期待してご覧頂いた方、ごめんなさい。

ここでひとつお断りを。ブログで使用する写真は2.5代目のアルバムから引っ張り出しております。これからも
度々掲載することになりますが、2.5代目は海外へもしょっちゅう出かけ、芸能関係の方々とも交流があり、その頃はそれはそれは華やかな暮らしぶりでした。しかし、そのような生活はいつまでも続くことはなく、ご迷惑をおかけした方もあり、本人は現在、銃とは縁のない質素な暮らしをしていますので、こういう人がこの業界に居たのだな・・くらいに受け止めて頂ければありがたいです。そして2.5代目をご存知の方は彼の打ち上げ花火のような
人生を懐かしんでもらえればと思います。

アメリカでは8月に通称グランドアメリカン、全米トラップ選手権大会が行われます。
A.T.A アマチュアトラップアソシエーションという射撃団体の会員(当時の会員数27万人)が集う射撃競技会でアメリカ以外からも参加でき、また各メーカーもデモンストレーション並びにショップを出します。
2.5代目は昭和47年に日本から選抜されたチームの一員として初めてこの射撃会に参加し、通算7回参加。
開催期間は約10日間、トラップ射撃だけ。参加者は4000人から6000人。この数字を聞くだけでその規模はおおよそ想像できますが、車いすのシューターや6才の子供からおじいちゃん・おばあちゃんまで。中にはファミリーでキャンピングカーに乗ってやってきて、1500台収容の駐車場で寝泊りします。アメリカでは射撃はファミリースポーツ。
当時はオハイオ州バンダリア射撃場で開催され、驚くことにこの射撃場はデイトン空港の一角にありました。

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拡大して見て頂くとわかりますが、手前から奥にかけて木々の並びの右側にアメリカントラップの射面が延々と
あります。2.2kmの間に多い時には射面が70面あったといいます。もちろん場内の移動はカートやトレーラー。
常時トレーラーが場内を走っていて、乗り降り自由。
自分がどの射面なのかはわかるそうで、意外と進行はスムーズらしいです。

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今の日本でも見ることのない光景です。ファッショナブルなご婦人達、かわいいキッズ達と場内は行き交う人達がみんな猟銃を携えているスモールタウン状態。

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向こうにデイトン空港の旅客機が見えます。
大人顔負けのジュニアシューター。フォームはパーフェクトです。
アメリカンが主体だが、国際ルールもあり、毎日競技が異なり参加者は好きな競技に参加できる。例えば16ヤード、18~27ヤードの距離と100個・200個撃ち、ダブルトラップ、ハンディキャップ方式など。朝から夜まで競技は続き、夜はナイター照明の下、行われる。入賞者には賞金・スポンサーから賞品が授与される。
勿論、これだけの参加者ですから満点に近いスコアーでなければ、優勝はできないとのこと。それでもほとんどの人はレクレーション感覚で年に1度ここに集うのです。

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こんな小さな子供がいとも簡単に自動銃の操作をするのに驚いたと。
アメリカと言えばRemingtonとBrowning。日本製のBrowning銃も会場で見かけた。
期間中この大会で消費される弾数は80万発とも。恐れいります。

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左)射撃中のPerazzi創業者ダニエルペラッツィ氏。アメリカではPerazziはウィンチェスターを代理店として販売し、社長自らグランドアメリカンの会場へ乗り込みセールスをする注目のメーカーだった。スーザンナトラスなど名の通ったシューターには社長自らシューターの要望を聞き、特別に銃を提供した。
雑誌でPerazziの工場や社長のネクタイ姿の写真を見た人はいると思いますが、社長の射撃姿の写真は珍しいですよ。1979年撮影
右)Perazziファミリー。ダニエル社長はハンサムイタリアンですよ。左が2代目マウロ社長。つい先ごろ父ダニエル氏が亡くなり、一代でトップメーカーに躍り出たPerazzi社をマウロ氏が率いていく。彼はPerazzi USAの社長も務めたこともあり、写真のように幼い頃から父と共に国内外の射撃場を訪れ銃に親しんできた。2012年ロンドンオリンピックでは15個のメダルの内12個がPerazziを使用したシューターで、この写真の頃は果てしない夢を熱く語っていたのかもしれません。1973年グランドアメリカンにて

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1977年。Remingtonプロショップのスタッフ達と。BERETTA、ボブアレン・デコットなどなど、あらゆるメーカーが会場に出店し、展示・即売をしていた。まさに競技会と展示会が一体となったグランドアメリカン。

第80回大会には萬屋錦之介氏のご子息を2.5代目が案内。まだ小学生だった息子さんはジュニアの部に参加。国内ではレーザークレーをしたり、父上の影響で銃が大好きだった息子さんは念願のクレー射撃を体験し、興奮しきりだったと。大型時代劇俳優の父上に負けず劣らず、ご子息も射撃デビューの舞台がアメリカ・・・とはスケールが大きいです。

2013年の大会スケジュールを見てみてると私たちもよく知るメーカーがスポンサーとなる種目がたくさんあり、中にはKUBOTA、バドワイザーもあります。射面は27と40年前に比べ少なくなっていますが、やっぱり面白そう。
宇治金時も一度は訪れてみたいグランドアメリカンです。
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