中京おんな&上京おんな
07/13(Thu) 22:19|よもやま話comment(2)trackback(0)edit
そろそろ梅雨が明けそうな気配ですが、あちらこちらで大雨となり気がかりです。えーっと今日の京都は気温35℃、まだこの先、どうなるのでしょうか。暑さはこれからが本番ですので、皆さま、無理をなさらずにお過ごしください。
今週は3連休に祇園祭がまともに当ります。そうそう、来月も3連休なんですね、山の日ですって。お盆休みがあるのにややこしいな。
小林銃砲火薬店は11日(祝)・12日(土)・13(日)・14日(月)・15日(火)・16日(水)
赤い日を休業とさせて頂きまして、12日と14日は営業します。

2つ前の記事を読み直してみて、先を急ぎ過ぎて言いたいことが抜け落ちていたことに気づきました。エリート女性議員のお話の中で、言いたかった事は「いくら頭が良くても、あーゆー人は猟銃の所持が出来ない可能性がある」ということです。職業柄どうしてもそのような目でみがちです。若いころは喧嘩っ早かったけれども猟銃を所持してからは改めたと言う人もいらっしゃいます。環境が人を変えると言いますか、所持者は総体的に穏やかな気質の人が多いです。

そして、土地バブルの中、この際、店をたたもうかと言う所もあり、長年あった物が無くなるのは一抹の寂しさがあります。そもそも京都は老舗も多い所で、名店も数多く、その“大看板”で事業を拡大する所も増えています。
その内の一軒にカヨチャンと行ってきました。そうです、タイトルの上京おんなは私、宇治金時で中京おんなは彼女です。それぞれ生まれも育ちも中京・上京でして、特に中京は代々その地に住む人が多く、子供同士が友達・親同士も、そしておじいちゃん、おばあちゃんまでも子供の頃から知っているという特徴的な中京でして、彼女は源氏物語に出てくるようなお姫様っぽい雅さがあります。
さて、中京・上京の両おんながつるんで何をしでかすかと・・・期待はずれ、いたって普通です。

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京都の人はこの暖簾を目にすると“あー、あそこね”と、よくご存知のイノダコーヒです。京都市中京区に本店があり、札幌・東京・広島にもお店があります。コーヒー一杯もそこそこのお値段です。
まあ、ここへ行くと誰かしら会うことが多く、この日もカヨチャンが来る前に店舗の向かいにいた女性2人に見覚えが・・・カヨチャンのいとことコーヒ屋さんの奥様。ご挨拶をしていると、カヨチャンがマイチャリでやってきて、先の二人に “どうしたん、今日は?” と、中京おんなの輪に距離を置く宇治金時でした。
例えばスーパーで偶然、友人と会った時、中京おんなは「そこでケーキでも食べない?」と言います。かたや上京おんなはスーパーの買い物かごを持ちながら延々と立ち話をします。中京と言う所は垢抜けていて、上京は庶民的と思って頂ければよろしいかと。

カヨチャンとは生まれた時からの仲良しの従妹どうしで、今日の時点では、彼女の方が一才年上です。彼女はコーヒー派で一日数杯飲むそうで、とても元気です。
たまらない暑さにアイスコーヒーはスーッと汗を引かせてくれます。そこで、コーヒーについて少しお話を。
コーヒーは脳卒中やアルツハイマーのリスクを低下させ、カフェインは脳を活性化し、香りは癒しと刺激の両方の効果をあわせもつと言われ、京都はパンだけでなく、コーヒーの消費量も上位にランクインすると言われています。
京都のコーヒーはイノダ以外にいつもヘタクソクラブで使っております小川珈琲やキョーワズ珈琲があり、全国的に知られています。

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お店には一年に一度行くかどうかくらいです。こういう所では仕事の話ができないので、プライベート利用に限られます。平日は比較的店内はすいていて、本館の方は広くて、店内にいるお客さんは入店してくるお客さんの姿がどこからも見えるため、知っている人を見かけた時に迷うことがあり、挨拶に行くべきか否か。難しいところです。なので・・・できるだけ、気をつかわなくてよい洋館(別館)の方へ行きます。
カヨチャンはイノダ定番のパンランチで、ロールパンに濃いめのソース、エビフライがはさんであります。私はナポリタンで、小学校の給食に似た太目のパスタにこってりしたトマトソースが懐かしい味です。銀食器は今も変わりません。

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デザートはイノダ特製のレモンアイス。シャリシャリした全く酸っぱくない少し甘味のあるあっさりしたアイスで、好物のひとつです。一時期、カップに入って持ち帰りもできましたが、今はお店でしか食べられません。

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冒頭の和風の外観とは異なるこちらが洋館の方で、人の出入りも少なく落ち着きます。本館との間には通路があるだけで、本館を通らないと行けませんので、店員さんに洋館へと言うと案内してくれます。“古都”など映画の撮影にも使われた場所です。常連さんがいつも同じ席に座るのはどこのカフェも同じで、長年の常連さん達の席は店内入ってすぐの右側ですので、そこに座っている人達は生粋の京都人です。
この日、カヨチャンが「後ろにいる男の人、ほら、TVに出ている落語家とちがう?」 と、さりげなく振り返るも、落語家はほとんど知らない。後に桂○○さんとわかりました。

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通路にはインコの鳥かごが並んでいて、鳥が好きな私は席から可愛い様子を眺めていますが、カヨチャンは鳥が大の苦手。でも、近づいても乗っかってるペアのインコを見て、“ラブラブなんやろか?”と、“うちのセキセイインコはつがいじゃないから、鳥のラブラブって知らんね”と答える宇治金時。昼間から何の会話やな。昔はオウムもいて、おしゃべりすることも。

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こちらが元の店舗で、古い写真も飾ってあり洋館の隣りにあります。一軒のコーヒーショップは今や京都にイノダありの大看板となりました。店舗の向かい側に配送センターを造られ、観光を追い風に店舗と通販の両方で忙しそうです。他に比べれば値段は高いです。しかし、ネームバリューと言いますか、店舗での評判が看板を大きくし、名店の地位を築きました。お客さんが増えると店を拡大しがちですけれども、店舗と言う箱はしっかり守って、時代にマッチした経営をされているように思います。
京都は専門店=名店とよく言われ、銃砲店も店舗を充実させて、尚且つ、常連のお客様に支えて頂きながら、看板をもうちょっと大きくしたいな・・・と、また、宇治金時のひとりごと。最近、妄想よりもひとりごとが多くなったかもな。それなりに理由があるんですけれどね。

カヨチャンは幼い頃からコーヒー屋さんへよく来ていたので、コーヒーが好きになったのかもしれません。子供の頃は家族同士でここで会う事もあって、思い出に浸れる年齢となり、昔とあまり変わらない雰囲気の店を訪れるお客さんそれぞれに様々な思い出があるのではないでしょうか。

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店内へ入る通路の右手の坪庭は旧店舗の時からありました。廊下には5月なので葵祭の絵が飾られています。実は創業者の猪田七郎氏は二科会の会員、画家さんでもあり、太夫さんや壬生狂言などの絵画を多く描かれ、これも作品の一つです。コーヒー店を訪れる文化人たちとの交流から東郷青児を始め大家の絵画を所有されていたと聞いています。訪れた時は壁の絵もご覧ください。

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カヨチャンのお母さんから頂いた猪田画伯の絵です。もう一枚は画伯のお兄さんである猪田青以画伯作です。カヨチャンのお母さんも叔母さんも油絵を描き、“カヨチャン、絵を描かないの?”と 尋ねると “私は全然、絵はダメ”と 言っていたけれど、才能に気づかないだけじゃないのかな。私自身、全く絵が描けず、専ら鑑賞する方で、もし、思うままに絵が描けるなら、何を描くだろうな。

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ネコ好きではありません。お気に入りの京都画壇画家の版画です。最近はシルクスクリーン製となっていますが、これは木版画擦り師さんの手によるもので、当然、画家さんの了承がなくては販売されませんので、大切にしています。原画はもっと大きく北澤美術館にあります。ある料理屋さんの御座敷にあった黒猫の絵が忘れられず、この画家さんの黒猫の絵を探していました。この絵に出会った時に、猫が動き出すのではないかとときめきました。毛のぬくもりが伝わってくるようで、グッと正面を見据える目が気に入り、時々、この猫とにらめっこをしています。
ヨーロッパでは黒猫は幸福を招く、日本では黒の招き猫は魔除けとも言われています。額装を新しくすれば、もう少し絵も良くなると思います。

京都は絵描きさんも多い土地柄でして、京都画壇と言えば、どなたの名前が浮かびますか? 上村松園? 竹内栖鳳、円山応挙、福田平八郎、堂本印象他。戦前は北区衣笠に多くの画家が住み “絵描き村”がありました。
そもそも日本史を遡ると京都には尾形光琳、俵屋宗達、狩野派と言う日本を代表する絵師たちの活躍がありましたので、京都画壇とも関係性があるのかもしれません。
今でも老舗・名店の店内に飾られた日本画は京都画壇物も多く、かなりの数の絵画が京都人の所有となっていて、四条通を歩くとショーウィンド越しに絵を見る事ができました。料理屋さんには必ずと言っていいほどあります。そして、母校に寄贈する形で公立学校にもありますし、京都府も“京の百景”と題した物など多数の絵画を所蔵しています。
近頃は携帯電話で簡単に写真撮影ができますので、京の風景も写真で見る事がほとんどですが、筆や色使いが個性的で絵の中の京の風情も良いものかと。

DSC05290_20170714212904ced.jpgコーヒー店へ行きましたので、もちろん、お土産はアラビアの真珠です。イノダは味が濃いと言われます。でも、京都以外への進物には喜んでいただけます。京都は小さなコーヒーショップがたくさんあるため、それぞれ好みの味があるのと、日常使いには価格も考慮されますので。

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暑い時はお菓子も冷たくてのど越しの良い物が食べたくなります。京都以外で評判の料亭和久傳の和菓子、西湖。わらび餅のようなもっちり感ではなく、ほどよい弾力とツルッとした口当たりが癖になり、女性に喜ばれるお菓子です。
ついでに東京 舟和の芋ようかん。京都にはこういうお菓子がないんですよね。冷蔵庫で冷やして食べ、重量感があります。東西のお菓子、やはり違います。

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最後に我が家のちびっ子絵描きさんの作品を。学校の授業後、地域の人が指導してくれるそうで、絵を描くことが好きな子供は勉強よりもこっちの方がいいみたいです。子供ながら構図と言うかバランスに優れているように思います。大人は“こうしようか、あーしようか”と、ついつい頭で考えがちで感性が鈍っている証拠。
水色の絵の具でマーブル模様を作り、涼風が漂うようで、汗をかきながら帰宅して、麦茶を飲みながら“暑い中でものりこえよう”を目にして、もうひと頑張りするか・・・と励まされています。


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No.28
紙風船は、幼いころに薬売りの行商が不定期にやってきて、もらったものです。
彼が来るのをいつも首を長くして待ってたような。
そんな昔のことを思い出したが、
今もあるとは、ビックリ!
中田和明|07.17(Mon) 22:08|URL|
No.30
福井遠征お疲れさまでした。雨も降らず、皆さん無事、帰って来られてよかったです。
紙風船は百円ショップで売っていますが、子供は初めて紙風船を見たと思います。中田さんには紙風船にまつわる子供の頃の懐かしい思い出をお聞かせ頂き、ありがとうございます。大人になっても思い出を作りましょう。
スキートマンクラブ お留守番部隊|07.18(Tue) 19:33|URL|

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