御所 壱の巻
05/01(Mon) 21:20|よもやま話comment(0)trackback(0)edit
新緑が風に吹かれ、心地よい季節となりました。ゴールデンウィークは如何お過ごしでしょうか。毎年、ヘタクソクラブ5月例会は連休の間にあるのですが、今年は第一日曜日が連休の最終日となりますので、気分的にゆっくりしたゴールデンウィークです。
しばらくブログを更新しておりませんでした。先月は2回も転び、膝を打撲した為、心が荒れておりました。この年齢で転ぶのはおかしいのですが、どうも眼鏡だと足元が十分に見えず、打撲程度で済んで幸いでした。

京都市民でない人が「京都は自転車のマナーが悪いな、車を運転してて怖い」と言い、同感です。車を運転していても歩道を歩いていてもイラッとすることがあります。交通ルールを知らずに乗っている人が多いように思います。千本通でも平気で車道を逆走する自転車をよく見ます。自分が運転している時はお構いなしにクラクションを鳴らします。当然です。交通違反ですから。スピードを上げて車道も歩道も都合よく走る自転車。歩行者がよけてくれる、車は待ってくれると勘違いをしているようで、止まると言うことをしません。車でも運転の上手な人、下手な人がいるように、自転車においても女性や若い人ほど下手な運転が多いように思います。
心が荒れている時にこんなことがありました。歩車分離信号と言うのをご存知だと思います。大きな交差点ならともかく、大通りと一方通行の狭い通りが交差する所で、全方向車両は赤信号なので止まり、歩行者は全方向青信号となり、横断歩道を渡ります。ところが、前からと横からと自転車が来て、当てられるかと怖い思いをしました。信号を確認しました。やはり歩行者信号は青です。自転車は車の信号も歩行者の信号も勝手な解釈で走っています。ルールを徹底せずにこのような変則な事はかえって危険で、歩行者は安全に横断できません。一方通行の道路も左・右と両側通行がまかり通っていて、一旦停止を知らない自転車が道路へ飛び出すのも珍しくありません。京都も旅行者の増加で歩行者が増えていますので、自転車は車道にしてもらいたいと思いますし、京都は凶暴な自転車が多いので、皆さんも市内を車で走る時は自転車に当てられようお気をつけ下さい。

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こちらが京都御所です。私達は"御所"と呼び、京都市民の憩いの場とも言われ、我々、上京区民には贅沢な庭のような存在です。現在の皇居は元々将軍の居た江戸城なので、天皇の為に造られた住まいがここ京都御所と言うわけですけれども。
写真はかなり望遠で撮っていますので、小さく見えますが、ここが御所(かつて帝が居た所)で正面は建礼門、その奥の屋根が紫宸殿で、葵祭と時代祭でよく目にすると思います。建礼門は帝のみが通ることができたそうです。
今までは春と秋に一般公開の日のみでしたが、今はいつでも見学ができます。
この御所の歴史は4世紀から明治2年までで、その前、平安時代からは銃砲店のある場所の周辺一帯が大極殿となっていました。
街の真ん中でありながら北山を背景に洛中の代表的な風景です。

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1枚目が現在の京都御所で、今出川通・烏丸通・丸太町通・寺町通に囲まれています。全周4km、65ha、196625坪。新宿御苑よりも大きいです。京都は坪で面積を表示することが多いです。京都御所・大宮御所・仙洞御所は宮内庁、それ以外は公園として京都御苑と言い、環境省の管轄です。ただ、京都迎賓館だけは内閣府の管轄です。
見取り図ではわかりませんけれども、鬼門よけに御所の北東の塀は角がへこませてあり、京都御苑も東の寺町通に沿って今出川通まで行かず、途中から御苑の壁は西に入りこんでいます。なので現代でも家を建てる時に鬼門(北東)と裏鬼門(南西)には水まわりを避けるといういわれがあります。
2枚目は昔の御所の図で、200もの公家や宮家があったそうで、今の公園部分に屋敷が建ち並んでいました。
ただ、御所の建物は火災により焼失し、現在の物は江戸時代に再建されたとのことです。

宮内庁にちなんでこんなお話を。皆さん、この御所などには国宝ばかりあると思いませんか? 皇室にかかわる所ですから至極の品があると当然そう思いますよね。しかし、宮内庁所有の物・建物には「国宝」指定はありません。へえ~、なんですよ。重要文化財もしかり。正倉院の建物1つだけが例外的に国宝指定なのだそうです。
皇室の所有物は「御物」ギョブツと言いまして、調べると昭和天皇が亡くなられ、相続として御物の大半は国へ物納され、宮内庁の所蔵品となり、国有財産・・・とありました。ここ京都御所にも御物が保管されているそうです。
宮内庁が断捨離などするはずもなく、いずれにしても民間には流れてこない代物ばかりとは思うものの、国有財産と言えば・・・森友学園を連想し、借金が増えれば国がお宝を払下げすることもありうるのかと。

以前の統計によると上京区内には12の国宝、232の重要文化財があります。オーッ、上京区だけで。なので京都府となると国宝が230件以上、重文は2000件以上と言われ、ランキングでは1位東京都、2位京都府、3位奈良県となり、この3都府県でかなりの割合を占めることになります。東京都は建築物の数は少なく、ほとんどが物であり、民間の収集品が多いことが特徴で、京都は寺社仏閣を始め、博物館などの所蔵品も多く、長い歴史と伝統に育まれてきた豊かで質の高い文化の産物と思います。
御所の他、暮らしから生まれた独自の文化がベースとなる上京区は特徴的で、機会があれば上京区についてお話しをしたいと思います。

京都御苑内は御所以外にも見学できる所があります。
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閑宮院と言う宮邸跡で、無料で建物の中で資料が見られ、池の傍を歩くことができます。

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この前、ネコを撮影した宗像神社にはこの時期に色づく楓があり、クスノキだったかの大木に大きな穴があり、観察している人に尋ねるとオオバズクの巣で、6月以降にヒナが姿を現わし、ここの他にも御苑内にはいくつか巣があるらしく、見てみたい。

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旧九条殿跡の拾翠亭です。数寄屋風書院造りで2つの茶室があり、曜日限定で見学でき、貸切もできます。バタくさい日常から離れ、高貴な人になった錯覚をし、京都にはこういう所がいっぱいあるので栄養満点の"妄想"ができます。かの君と不埒な事を考えず、ぼーっと眺めて清少納言にでもなったような気分で。

反対側には
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九条池に橋が架かっていまして、どこかの橋に似ていませんか? 400年以上前の三条大橋と五条大橋の一部を使っているそうです。一枚目の写真手前左には神社があります。池には黒鯉・カモがいて、子供達がエサをやっています。

そして池には他にも生き物がいまして
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オッサンが~め~。このダレ具合。この3匹が親子に見えてしまいましたが

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池に石があり、甲羅ぼしをしているだけでもこれだけの数ですから、この池には相当の外来種の亀がいると思われます。アップにすると"ブルッ"としてしまいます。これがスッポンならば、また違う感想を持ちますが、今ブログの見せ場です。

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地上も空も広々として、同じ空でも山間部のような閉塞感とはちがう平地の開放感は爽快です。松任谷由美のひこうき雲を口ずさみたくなる。

久しぶりにここへ来て驚いたのは外国人が多い事。観光客も住人も。私が子供の頃は家族連れや学生とか若い人のデート姿がよく見られました。京都の人ならば一回はここへ来たことがあると思うんですけれどもね。
私は小学生の頃、土曜日、学校から帰ってから友達と自転車でやって来て、バトミントンやドッチボールで夕方まで遊びました。その頃から比べて木が大きくなったなと。
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市川海老蔵、現る? 夫婦共に外国人でした。五本線の築地塀は格が最も高いとされていて、御所が本家です。お寺の線は勝手に5本にしている所もあり、必ずしも格が高いとは言えません。写真、もう少し上部分をフレームに入れたらよかったかなと。築地塀とベビーカーに引きつけられました。この人、何してる人なんだろう。
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お散歩仲間。
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すごく綺麗な毛の犬は男の飼い主さん。小さい方は女の飼い主さんでした。犬同士と言えば、ジャレてキャンキャンうるさいものですが、落ち着いているのに驚き。御所で見かける犬までも品を感じます。こんな所を毎日散歩させてもらえたら犬も嬉しいだろうに。弐の巻では仙洞御所と京都迎賓館の写真を掲載します。

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白川通と銀閣寺道の交差点から見た右大文字です。

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さて、この新聞包みの中には何が入っているでしょうか? コロッケ? ブブー×。

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白川通の京都銀行の南に"銀閣寺アイスキャンデー店"があります。京都では知っている人も多いお店です。アイスキャンデーだけでなく、大文字焼なるものも売っています。
包みの中味はこちらのかたいソフトクリーム、アイスキャンデーはフルーツ系(いちご・バナナ・パイン・みかんなど)ミルク・バニラ・ソーダ・あずき・チョコと、種類が多くて迷ってしまいます。そしてなんと言ってもお値段が60円から150円くらいと買いやすいので、買いだめしてしまいます。値段が安いのは棒が真っ直ぐでないから? これも手作りのよさ。
ここは子供の姿よりもおとなの方が多く、夏には行列ができることもあります。これから大文字山へ上がる人、下りてきた人が一本、買い求めるアイスキャンデー屋さんでした。

<お願い>当ブログ内容を商業利用することはご遠慮下さい。

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