銃砲店のお宝
01/26(Thu) 23:05|よもやま話comment(0)trackback(0)edit
降雪以来、冷え込む毎日です。
銃砲店から5分ほど北に行った所に人で賑わうお店ができました。それは・・・立ち吞みのお店です。珍しいお店ではありません。しかし、朝10時から夜10時まで通しの営業という・・・昼間働いている者には「アレッ」と言うお店です。更に目が点になったのはおやつ時に30才代の女性が連れだって入店。「喫茶もあるのかな?」って首をかしげたくなりました。それがですね、いつも、店内はほぼいっぱい。
千本中立売にある「神馬」は大衆酒場と思っていましたが、立ち吞み屋がこんなに盛況であると、老舗の神馬も少し敷居が高いお店になった気がします。お酒は飲まないので、立ち飲吞み屋には関心がなく、神馬は一度も行ったことがないので、行ってみたいとは思います。お酒を飲まなくても小鉢料理など食べてみたいです。TVで酒場めぐりが流行っていて、その影響もありますかね。
一杯ひっかけて千鳥足の父さんが寿司折りぶら下げ帰宅した時代が懐かしいです。皆さんは子供の頃、嬉しかったおみやげはありますか?
我が家ではだんとつの「一銭洋食」 あと、巻きずしや焼おにぎりかな。

年明けに入荷した商品の整理が手つかずで、ようやくネットショッピングにも掲載し始め、反響は上々です。
ライフルケースは1年分くらい入ってきたものの、肝心のライフル銃の売り物がないという、まあ、こんなこともありますか。
他にも帽子はなかなかデザインの良い物が見つからず、段々、棚から無くなっていくので、どうしたものかと。
以前、BROWNINGは毎年、デザインの新しい帽子を多く出してきたのですが、近頃はレトロと言うかBERETTAでも地味です。
ですからUnder ArmourやNOMADを入れています。しかし、価格帯が高いので、我々は本業ですから、品質と価格のバランスを考えて仕入れます。
ネット販売を見ていますと、ただ、売っているだけと言うショップも多く、商品についての知識が乏しかったり、ユーザーがどのように使うかまで知らないようです。
と言うものの、当店ネットショッピングの整理をしていると掲載中でも在庫数が0のままであったり、在庫数が表示されていても実際は在庫切れとなっていたり、混乱気味でお客様にご迷惑をおかけしている事があり、申し訳ございません。
でも、お詫びの連絡をするとほとんどのお客様は「いいですよ」と、気長に待って下さり、ありがたいです。本当は直ぐに使いたいと思いますけれども。
他にも私が忙しい理由はレディースです。お一人は近々、初撃ちに宇治金時が同行いたします。また、ご報告します。
そして、もうお一人は取得半ばでベスト選び、銃の選定とスムーズに進むようお手伝いさせて頂きます。とても知的でエレガントなレディーですので、本格的にクレー射撃をしてもらいたいと期待しています。
クレー射撃のイメージも「おじさんの趣味」(ゴメンね)と、固定した感がありますので、たまには変化球もどうでしょうか。魔球でもいいよ。

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新入荷のUnder Armourのハンティングジャケットとベストです。Under Armourは日本でもかなり浸透してきたアメリカのスポーツブランドです。読売ジャイアンツのユニフォームにも採用されています。数多のスポーツブランドの中でもハンティングラインがあるのはこのブランドだけではないかと思います。
機能性に優れたウェアーがアスリートのアクティブな動きをサポートすると言うコンセプトで、ジャケットの方はcold gearと呼ばれるシリーズで、重ね着をすると動きにくくなるため、薄くても保温性が確保できるのが特徴です。
アメリカでは既にかなりの販売実績があるようで、今後、商品のラインナップも増えてくるのではないでしょうか。
Under Armourはルーズタイプ・フィットタイプと同じサイズでもゆとりがある・ない、とタイプがあります。いずれもフィットタイプですので比較的日本人に合いやすいサイズとなっています。また、DRY機能があり、生地が汗を吸収発散し、汗で身体が冷えることを防ぐということです。
アメリカでは大きいサイズから売れていくため、小さいサイズは余り気味ということで、仕入先と値段交渉をしてなるべく販売価格を抑えたつもりデス。
それと、アメリカは景気が良いらしく、クリスマス商戦でよく売れて、こちらまで商品が回してもらえず、いずれもアメリカSサイズ≒日本サイズMサイズで、それぞれ1点ずつしか販売していません。
商品の説明を簡単にしておきます。ジャケットとベストは生地が違うため、色目も生地感も異なります。おすすめはジャケットです。無地に見えますが、ストライプが入っていて実際はジャケット自体が1.25kgと重量があるものの、スタイリッシュで、アメリカらしくないテイストに仕上がっています。ハンティング以外にも着用できるかもしれません。2点とも内側が一周、ぐるっとポケットになっているデザインで、従来のハンティングウェアーにはありませんでした。
関心のある方はブログの左欄、オンラインショップをクリックしてください。あと、BROWNINGのベルトもプレゼントにい~かな、という商品ですので、ご覧ください。お買い上げお待ちしております!

先のブログで銃砲店のある場所はかつて平安京の大極殿があった所と言いました。地中を掘って建物を建てる場合は埋蔵文化財の調査が必要になります。“ここ掘れ文化財”と、まだ地中に眠っている物もあるでしょう。周囲では発見された物もあり、保存の為、家屋が建てられなかった所もあります。市民は文化財と言っても、もうひとつピンと来ないと言いますか、少々迷惑で、関心がないように思います。

最近、銃砲店でにわかに注目を浴び、お宝的存在となっているものがこちらです。
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売り物ではない京都市内中心部ではお馴染みの仁丹のホーロー住所板です。大きさは約90cmで家の軒下にかけられていることが多いのですが、銃砲店には掛ける所がないため、ショーウィンドに入れています。
すると、写真を撮らせて下さい、と、決まって老年の男性方が写真を撮っていかれます。“バスの中から見えた”と言うのも多く、ショーウンドが目に入るのか、この看板が目に留まるのか。どうぞ写真はご自由にお撮り下さい。
京都仁丹楽会と言う愛好団体があり、この住所板のように所在が明らかになっていない物も多いらしく、この団体では仁丹ホ―ロー住所板の資料を集め、保存活動をしています。
昔は京都だけではなく、全国にあったらしく、京都市内で生き残っている数が突出して多く、その中でも上京区が一番多いとのことでした。
森下仁丹は古くから四条大橋の所などに大きな屋外看板を設置するなど、看板広告の花形だったそうです。しかし、市内には不釣り合いと言う批判があったりもして、小型化するにあたり、広告だけではなかなか掛けてもらえないという事で、住所表記の中に謙虚に広告をすることとなったそうです。
私も京都市が設置した住所板に仁丹が広告をしていると思っていたのですけれども、看板自体、全て森下仁丹が製作して設置したそうです。初期は木製で、後にホーローとなり、ホーローでも仁丹の広告が上にある物は古いもので、私どもの住所板は下にありますので、後期のものです。それでも昭和ひとけたの頃と言いますから、ざっと90年、雨ざらしになっても生きながらえているわけです。字体をご覧になれば、その古さがおわかり頂けると思います。
仁丹の絵が上から下に変更となった理由は仁丹側は目立つように上にしたのに、住民から“広告の方が目立つので控えめに”と言われ変更となったらしいです。

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字体をご覧になってどうですか? 楷書で端正な字です。書いた人はもちろん、わかりません。おそらく書道の達人であることは想像できます。そして、文字が消えないことが今もって謎だと言います。製造工程も不明。
森下仁丹は戦災で会社が焼失した為、これらの資料が全く残っておらず、現在の科学分析でもこの塗料の原材料が何なのかがわかりません。
数年前に復刻版を製作したそうですが、同じようにはできず、文字がすぐに消えてくるそうで、看板職人さんが言うには、ペンキでは文字を一気に書く事ができず、今では使用することができない材料を入れている可能性があるとのことです。
そして、文字もこれだけバランスよく綺麗に見やすく書ける人が現代にはいませんし、文字の書き方に特徴があり、看板職人さんとは手法が違うそうです。おそらく、この看板を専門に書いている人がいたはずと。毎日毎日、書いてはったんでしょうね。毛筆と言えばお坊さんを思い浮かべてしまい、副業の可能性はないかな?
そういったお話を伺うと、妙に愛着がわいて、ここは千本下立売。本来の役目を果たすべくショーウィンドに飾っております。

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ここの看板のことを以前にブログで取り上げました。“あっ、変わってる”と、気づいた人は記憶力がいいです。
コカ・コーラの看板でした。コカ・コーラなのに赤を使わず広告していたので、“炭酸の抜けたコーラみたい”と批判したから変わったのではありません。偽物の看板にも見えたり、皆が知っているあの広告だから、暑い時、目にすると“飲みたい”とも思います。
そもそも赤が使用できないのは市の広告規制があったからで、巨大企業がちっちゃな市の言いなりになる必要はなく、京都だけの特別な広告ととらえれば珍しいのでしょうが、それよりも商品イメージを大切にすべきと思いました。
さきほどの仁丹と言い、かなり昔から広告に対して、市民はこざかしい存在であったのかもしれません。

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前から黒い楽茶碗が欲しくて、通常サイズよりも小ぶりで、安定感のある手に納まりの良い物に出逢いました。自分の手でも上からつかめるくらいです。京都の窯元です。

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新茶碗の使い始めのお供はいちご大福でした。鳴海餅にはつぶあんと白のこしあんと2種類あり、白が好みです。お皿と抹茶碗は同じくらいの大きさかな。器が小さいのでお茶がたくさん入っているように見えます。母がとてもおいしいと喜んでくれました。
二枚目は京都の人ならご存知の西京区桂離宮の近くにある中村軒の麦代餅です。厚くて硬めのおもちの中につぶあんが入っていてきなこをかけます。遠いので、お店へは一度も訪れたことはありません。

この間、何でも鑑定団と言うTV番組で国宝級の抹茶碗を発見とあり、少し話題になりました。ところが、その後、ある人があれは中国で何千円かで売っている品と言いだし、さあ、どう決着するのでしょうか。
この古美術の世界はよくわかりません。例えば偽物のルイヴィトンのバッグをルイヴィトンです、と言って売ったらサギですよね。ルイヴィトンのコピーですと言って安くで売っても捕まりますね。
でも、これ上村松園の絵です、と贋作を売っても売った人が罪に問われたと聞いたことがありません。「偽物つかまされた」で終わるんです。古美術の世界では真正品よりも偽物の方が多いと聞いたことがあります。本当に目利きの出来る人が少ないのもこういう状況を作り出しているのかもしれませんし、罪に問われないから何でもありとも思え、様々な意見がある中、“(本物であろうとなかろうと) 持っていることで満足”・・・これも心の持ちようと言えばその通りで、誰が作った、いくらで売れると言うことではなく、心魅かれ欲しいと思ったら、それが小さなお宝になるような気がします。
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