鉄砲屋の妻
03/09(Sat) 11:45|よもやま話comment(0)trackback(0)edit
3月に入り、クレー射撃協会の総会やヘタクソクラブの準備そして2代目主人の妻である宇治金時の祖母の法事と
バタバタしておりました。
今までは銃砲店の主人のお話ばかりでしたが、今日は祖母のことも少し。
何せこの方、お客様の間では「名物ばあさん」で知られておりました。
大学生の時、空気銃を持ったお客様が今でも「ここのおばあさんによう言われたわ。○○さん、やんちゃばっかり
してんと、ちゃんと勉強せなお父さん心配しゃはるよ」と。
また、あるお客様は「僕がまだ田舎から出てきたばっかりの頃、空気銃を買おうと思って店にいてたら
おばあさんが≪後ろのお客さん待ってはるし見てるだけやったらちょっと空けてもらえますか≫って、
言われた」と苦笑い。

こんな話が残るのも無理はなく、二代目主人が47才で亡くなった時、まだ息子達は大学に入ったばかり。
とにかく店と生活を守るため少しの間ではありましたが、必死で働いたことと思います。
当時、砥石山へ爆薬を納めていたため、自動車がまだ普及していないこの時代、片道1時間半もかけて
祖母は貯蔵庫へ自転車で往復していたそうです。
長男が大学を卒業し、家業を継いだものの数年後、射撃のプロになりたいということで、急遽、3代目となる
二男がサラリーマンから銃砲店の店主になりました。
ここで人生の変わったお方がもう一人。3代目の妻です。「二男坊のサラリーマンに嫁いだ」はずが
「婆(ババ)付き、商売人の妻」と、赤ん坊の私を連れ、鉄砲屋の嫁としての日々がスタートし、
今日に至っております。
そして、4代目の若嫁は重い弾運びも何のその。子育てが一段落したら「私も鉄砲持つ」と言いそうな。
じじ・ばば付き、おまけに小姑がぶら下がった家によくぞ嫁いでくれたものだと、働き者の嫁をめとった4代目は
親孝行しましたかね。

祖母は息子が後を取ってからはゆっくり隠居する・・・はずもなく、体も達者、口も達者でいつも店へ出て
お客様と話をするのが楽しみだったみたいです。
「親父を早くに亡くして苦労した分、おふくろには晩年は幸せに暮らして欲しかった」と親孝行の3代目主人は
最近「同級生の中でも、まだ、仕事をしているのは私くらいや」と言うので
「何もせえへんかったらボケるだけやで。体が動くんやったらボケ防止のために仕事してる方がええのと
ちがう?」と私たちに言われ、「お父さんはな、お前ら(子供たち)のために頑張ってるんとちがうねん。
孫がかわいいさかいに、孫の為にがんばってるんや」とくる。
仕事の合間に幼い孫と出かけるのが何よりも嬉しいようで、その内、子供が迷子になったではなく、
おじいちゃんが迷子になった・・・っていう日が来るのかな。

フラッカシ―
IL GRANDE LIBRO DELLE INCISIONI より
これはイタリア彫刻師 Mr.フラッカシーの作品です
サイドロックに彫刻された猟犬は今にもこちら側に飛び出してきそうなくらいの躍動感があります
これは絵ではありません。彫刻ですよ。色彩がないので陰影をうまく表現しています
彫刻はカラーよりもモノクロの方が実物に近いためモノクロ写真を使っています
彫刻の話をし出すと終わりがないのですが、先日、BERETTA社がブッシュ前米大統領にプレゼントした
プレステージガンもこの類の物で価格は1000万円は下らないと思います。
正しくイタリア語読みができていなければごめんなさい。
ガレアッチ氏はイタリア彫刻の巨匠としてその名を馳せましたが、今はその後に続く世代が
イタリア彫刻の価値を更に高めています
ベテルゾリ氏、フラッカシー氏、ペデレッティ氏、トルコリ氏そして彫刻師集団のクリエーティブアートや
ジオバネリなどがその代表で、PERAZZIのSC3より上のモデルの彫刻にはどこかに必ず、彫刻師の
サインが入っています
我々も新品が入荷する度にこの彫刻師のサインを探すのです
勿論、彼らはPERAZZIだけでなく、その他たくさんのメーカーから仕事を受けています
原書を訳すのに苦戦しているため、なかなか時間がかかるのですが、
今後、順次、彼らの素晴らしい作品を皆様にご紹介していきたいと思います











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