10年の3乗は10世紀
05/13(Fri) 21:26|よもやま話comment(0)trackback(0)edit
ゴールデンウィークが終わって一週間、皆さま、どのようにお過ごしでしたでしょうか。
今年の連休は前半、後半と分かれ、前半、我々は29日から射撃場(第一次京都公式)・店・射撃場(ヘタクソクラブ)店と曜日はわからなくなるし、めまぐるしい毎日で、ヘタクソクラブのブログも少々遅れてしまい申し訳ありませんでした。
事務担当の宇治金時が営業に回ると、見ている間に事務作業はたまり、今も仕事に追われる毎日で、仕事量が多いと言うよりも仕事のスピードが遅くなったのかもしれません。
昨日は変な夢を見たなと目が覚めたら目が回る~大変だ、メニエール発症で薬が効くまでしばらく横になり、そうそう休んでいられない。
知人は台風が来ると発症すると言い、気圧の影響があるそうで、そう言えば、京都は月曜日から雨が続き、寒暖差も大きかったので私と同じような人が他にもいるのではないかと思います。メニエールは耳の病気ですので、左か右かどちらかに限定され、悪くない方の耳を下にしてめまいを抑え、とりあえず「酔い止め」の薬を服用すると楽になります。お医者さんへ行くまでの応急手当、ご参考までに。

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京都市内は電線が多く、道幅も狭いので、殆どこいのぼりを見る事はありません。畳屋さんの軒先にかわいいこいのぼりを見つけました。そして、柏餅は銃砲店御用達の大福餅さん。ここの柏餅はこしあん、つぶあん、みそあんの三種類を揃えています。桜餅も三色だんごもおいしいし、お店のお兄さんも二枚目だし。この日はすぐ近くの千本えんま堂で狂言があり、お餅屋さんは忙しそうでした。

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I love 今宮神輿、ということで今回は皆さまに今宮神社をご紹介します。北区千北(千本北大路)を東へ行き、船岡山のバス停の南側が船岡山、北側の鳥居から今宮神社までが参道となります。この辺りは紫野と言う地名です。
今宮神社は疫病が流行し、それを鎮めるための紫野御霊会(ごりょうえ)に始まり、当初は疫神が船岡山に祀られました。西暦1001年に船岡山から現在の今宮神社に移され、御霊会は今宮祭よりも前に行われる「やすらい祭」に引き継がれ、北の今宮・南の八坂と言われています。今宮祭は西陣地区の町衆のお祭りです。

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参道の東側は臨済宗大徳寺があり、特徴ある外壁の南寄りはこんな壁で何かが壁に埋まっています。うわっ、えべっさん。

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鬼? 般若?  目が光ればもっとリアル。ついつい次は何かな? っと探してしまいます。お寺の壁にしてはユーモラス。車で素通りでは気づかない発見です。

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同じく参道の東、北寄りの外壁は瓦風。以前ブログに載せた本隆寺と似ています。壁の内側の竹と外側の銀杏の青葉が風に吹かれ爽やかです。思わず深呼吸。ここは秋になると銀杏が色づき、地面まで黄色くなり、春と秋では趣が変わります。
竹は背丈がほぼ同じなので、平等、身分の差はないと言う禅の教えで竹が植えられているそうです。

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上賀茂神社、下鴨神社、八坂神社、平安神宮といくつも朱塗りの神社はありますが、参道の正面にこじんまりと建つ楼門。
参道から右の大徳寺には太閤秀吉の時代、千利休が訪れ、朝鮮から伝来した国宝井戸茶碗「喜左衛門」が所蔵され、平安時代創建の正面、今宮神社には黄金のお神輿が鎮座し、かつては徳川綱吉の母、桂昌院が訪れ、左の市立紫野高校のテニスコートでは平成生まれのテニス部員がクラブ活動をし、「ここは平安~平成と1000年の時がつながっている空間」と実感しました。庶民はもとより歴史上の人物も数多く訪れているのでしょうね。高校は元は大徳寺の敷地だったと思われ、お寺の鐘がゴーンと、神社の鈴がカランカランと、学校のチャイムがキンコンカンと鳴り、お寺、神社、学校と不思議な取り合わせで、いかにも京都らしい。土岐麻子のカバー曲、イージューライダーだよ。

先日、今宮神社のお世話をされているご近所さんと今宮神社さんが今宮祭のポスターを持ってお見えになり、私どもは北野天満宮が氏神さんですけれども、最近、天神さんも実入りがよろしいようで、今宮さんはもっと活気あふれるお祭りとなるよう神主さんも積極的に働きかけていらっしゃいますので、少しでもお力になれたらと、些少ながらお包みさせて頂きました。この間、4代目もでぼちん(おでこ)に怪我をしまして、更に災難が降りかからないよう厄払いを祈念して。
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御札を始めこんなに今宮さんから賜わり、ありがたや。神様のご加護に期待します。(物ではなくて心の持ちようだろうけれども) 歴史の重みを感じさせる静かな本殿。

本殿に向かってI love 今宮神輿が3基組み上り圧巻です。フレームに収まらない。5月3日のお昼から5日のお昼までの間だけここに揃います。その後は還幸祭まで御旅所に並びます。
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左から大宮神輿・鷹神輿・安居(あぐい)神輿。大きさも左から大中小。あぐい神輿は女性的な感じに見えます。人と比べるとその大きさがおわかりと思います。

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あぐい・鷹の両神輿には菊と今宮神社の紋が入り
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大宮神輿には菊と桐の紋が入っています。八角形のお神輿は京都御所の天皇陛下が即位の礼で使われる高御座(たかみくら)が原型に思えるのですが。

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鳳凰は手前が大宮、左が鷹神輿の頂きに取り付けれられます。間近で見ると大きいです。丁寧にお飾りをつけて担いでお神輿の頂きに載せて完成。おじいちゃんと一緒にお手伝いの子供さんがはたきでお神輿さんの埃を払っています。その内、この僕も後を継ぐのだろうな。それにしても本当にまばゆく豪華です。金も剥げておらず、大きさでは京都一と言われ、担ぐお神輿ではないですが(台車に載せて巡行し、所々で担ぐ)、このきらびやかさは西陣織の金襴を連想させます。

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I also love 鈴。 お神輿に鈴なりの鈴。鈴って寿々とも言いかえられる縁起の良い物。鷹神輿の鈴は特に大きく直径20cmくらいあり、房をつけて御座布団が敷いてあるのがめっちゃかわいい。細部まで丁寧に手が入れられているのがよくわかります。 

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近年祭列に加わった地元小学校3校の子供みこし。月桂冠・松竹梅のこも樽でかっこだけは本神輿に似せてあり、ちゃんと鈴がついています。

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別名 玉の輿神社の名を持つ今宮さんは<あほかしこさん>と呼ばれる石があります。京都弁であほはあっぽちゃんと言い、関西人は「お前あほか」と言われても受け流しますが、「お前バカか」と言われると腹が立つ。宇治金時、願いをしましたが、石を持った途端、「10kgあるんやろか」と他のことを考えてしまったので、願いは叶いそうにありません。
ある女性は「あほかしこの女性が良い」と言い、見かけはあほでも中身は利口な女性が理想ということで、あほあほ、かしこかしこは普通。利口に見えて中身はあっぽちゃんのかしこあほはたちが悪いそうな。
男性にも好みがあるので、女性も色々あってよいと思います。皆さんの好みは?

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東門へは朱色の橋を渡り、どこへ行くか・・・わかった人もいますね。東門参道にはあぶり餅の茶店が向かい合い

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鬼平だい。鬼平犯科帳のエンディングのワンシーン。

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ほらほら、どう違うねん、本家と元祖は。ということで、25代目いち和さんへ行きます。始まりは平安時代の西暦1000年、つまり創業1016年、ここでズーッとお商売をされています。老舗の多い国はいわずとも日本で、その次がドイツです。意外にも英国ではないんだよな。ましてや1000年を超える老舗となると世界でもまれで、まるで文化財のようなお店でして、京都ではよく、100年くらいでは老舗とは言わんとか、4代目くらいではまだまだひよこと言われたり300年とか400年とか樹齢のごとくフツーです。

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箱もいつから使われ続けているのか。注文を受けてから、お餅を炭火で焼きます。竹串の先に小さな餅を刺してきなこをまぶしたあぶり餅。段々香ばしい香りがしてきて、焼き上がったら白みそだれをかけます。白みそは京都ではお雑煮に使われ、お餅、お味噌、白い物は神聖ということで使われます。
東の京(東京)に対して西の京で西京みそと白みそは呼ばれ、西京漬けと言う魚の切り身を白みそに漬けた食べ物も京都にはあります。写真を見ているとよだれが出てきませんか?
ここでブログをご覧の皆様にプレゼント・・・と言いたい所なのですが、あぶり餅は通販しません。冷めて硬くなったお餅は欲しくないですよね。

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持ち帰りを注文すると待ち時間の間に「お味見です」と無料で頂けます。さすが気は心。すごく嬉しくて、家で食べるのとは違いここでは視覚・嗅覚・味覚・聴覚がフル稼働で格別においしいです。利休やお玉時代の桂昌院も食べていたのかなぁ。両店とも女性ばかりで男の従業員さんは見かけず、女性の手で作られるという所にも母性や手作りのぬくもりが感じられます。あぶり餅をよばれながら女将さんの「お帰りやす」「お気をつけて」と前を通る人々への声は旅気分。今宮神社よりも茶店の方が人が多かったかも。今宮神社のあぶり餅と言うかあぶり餅の今宮神社なのか。

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誰かが「2つの店は味が違う」と言ったもので、これは確かめなければと思い、ピンクがいち和さん、緑がかざりやさん。いつもは緑の方で、ピンクのいち和さんは味が濃いような気がしました。両店が使用するお味噌は同じではなく、いち和さんは季節によって味を変えるそうです。千利休が茶菓として使い、今も茶道御家元の御用達です(いち和さんの栞より)

今宮さんだけで相当、割いてしまいましたので、残りの大徳寺は次回にします。それまで、これからご紹介するブログをのぞいてみてください。
京都シルヴプレと検索するとアーティストの素敵な写真が登場します。写真だけなら“美しい”だけ、言葉だけならインパクトが無い、写真と言葉のマッチングが傑作です。私と感性が似ているような気がして、今宮神社も洗練かつほのぼの感が漂います。
No.34 あぶりもち  No.165今宮さんであぶりもち  がお気に入りです。
そして、No.17 おこしやす No.150 N700で行くんだ  の舞妓人形シリーズがまたいい感じ。「はる乃はんも達者やったか」のセリフは時代劇風。京都の男はんは顔見知りの女性へのあいさつに「いつ見てもべっぴんやな」と言うことがあります。それを真(ま)に受ける京おんなはおりませんが、京都の男はんはおしゃべり好き。
京都のお店でこのようなポスターを目にしたら、みんな目を留め評判になりますよね。
銃砲店も作ってもらいたいものだ。イメージはできています。二条城で徳川慶喜がクレー射撃をし、スペアーガンを持って控えるうちの四代目・・・・如何でしょう?
今日はここまで。おしまい。

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