賀正
01/03(Sun) 19:45|よもやま話comment(0)trackback(0)edit
新年あけましておめでとうございます。DSC03570.jpg
申年は4代目“孫悟空”がクレーに乗って、今年もヒョイヒョイ・・・と空を切るようにお仕事をこなせますように。
本年も倍旧のお引き立てを賜わりますよう宜しくお願い申し上げます。

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去年は雪が降ったお正月でしたが、今年は年末からの暖かさが続き、穏やかな年明けとなりました。先代が孫と鴨川へたこ揚げに行くと、北風ではなく南風が吹いていて、異常気象だと言っていましたし、上賀茂神社へ行った人はあまりの渋滞に乗っていたバスから途中で降りるはめになり、とんだ初詣だったと。式年遷宮を終えた上賀茂神社は特に人が多かったのでしょう。札幌・横浜など遠方の車も見かけ、お正月は神様総出でお出迎えの京都です。
皆さま、良いお正月でしたでしょうか。宇治金時は昨年は良すぎたので、その反動が来るのではないかと少し心配しておりましたら、案の定、アクシデント発生、と言うわけで恒例の元日、北野天満宮初詣には行けず、留守番をしておりました。しかし、正月早々つまづいて、一年を陰気に過ごすのは御免ですから、この陽気に助けられ、どこか歩かずに済む初詣はないかと・・・・皆さまと写真で初詣。神のご加護がありますように。

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 一筆書きの星ではありませんよ。京都市上京区にある晴明神社です。銃砲店からは鬼門の方向にありますので、初詣には来ない所です。紋は「星」 今は五芒星と呼ばれていて、“陰陽師”と言う夢枕獏さんの小説や漫画、映画の主人公 安倍晴明が祭神で知られる神社で、晴明の屋敷があった所。元々、星ではなく桔梗を表したものだそうですが、晴明が陰陽道・天文学・呪術を修めていて、五芒星は都を守る魔除けの呪符として、シンボルマークとなっています。“結界”と言うことばをご存知ですか? 怨霊から町を守るバリア。安倍晴明と言うと映画「陰陽師」の野村萬斉さんのイメージが強いです。

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五行では木を頂点に時計回りに火・土・金・水と隣り合う関係は相生と言い、木は燃えて火を生じ、火が燃え尽きると固まって土を作る・・・というように木は力を弱め火は力を得て強くなる。その逆、木の2つ隣りへ直線を引くと木は土を剋す(弱める)・・・木は土から養分を取って強くなるが、弱った土は水をせき止めて水の力を弱くする。この原理が四柱推命の相性であるとか、年運を見ることの基本となっていて、五芒星に似ています。金閣寺・銀閣寺・松尾大社・上賀茂神社・八坂神社を結べば京都の人ならすぐわかります。五芒星の中心にこの晴明神社があるとの説は興味深いですね。京の都の結界。

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晴明神社は今でこそ陰陽師ファンの聖地となっていますけれども、私の知る所では赤ちゃんの命名で知られた神社です。5000円を払うと生年月日などから3つの名前を授けてくれるそうです(知人の話では) その中から一つを選んで名づける。京都では建勲神社(船岡山の頂上)でも行っているが、こちらは万円だったそうです。今の相場はわかりませんけれども。
まあ、それにしても20代から30代の参詣者が多い事。そうそう、もうひとつ最近ここが注目されたのはフィギュアスケート王者羽生選手がお参りに訪れたという事。陰陽師をテーマにした曲にちなんでなのだそうです。人が多かったのでうっかり忘れていた「厄除桃」 アクシデントに見舞われた身にはいつもの“なでなで”が必要だったのに。

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晴明神社だけでも結構、ネタが多いな。「一条戻橋」 ハハッ、歌じゃないですよって言いつつも調べたら、歌があり、有名なんだ。これは神社の中に取り壊した橋の一部を使い復元した物で、左の置物は「式神」 晴明のペットではなくて、晴明はいくつかの妖怪を操っていて、式神は橋の下にたむろしていたとのこと。着物を着て写真を撮るといいかも。

こちらが平成に架け替えられた現在の一条戻橋。堀川一条、堀川の川はちゃんとあります。川よりも堀川通の方が広くなって川の存在が薄らぎ、今出川から北は暗渠になっているので堀川はどこが源流か知りません。今出川から御池までは写真のように整備されて歩けます。橋なのに、なぜ一条橋ではなく“戻り”がついているのか気になりません?
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名前の由来はこの通りですが、京都の人は「遠くへ出かける人は無事に戻るようこの橋を渡る」 戦争中は出征する人たちがここを通ったと言い、それと同じ。「花嫁や霊柩車は通るな」 花嫁が出戻りにならぬよう。それと晴明の時代、蓮台野へ通じる橋としてあの世とこの世の境という位置から晴明はここに屋敷を置き、札に書かれた一時蘇った父のように「死者が黄泉の国からこの世に戻る」事がないよう霊柩車は通らない・・・とか、京都は好きですよね、こういう怪奇伝説めいた物。これら以外にも切腹した千利休の首がさらされた、とかね。でも、お正月だったので、橋付近は静かで、耳を澄ませば「式神」のささやきが聞こえてきそう。

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堀川今出川にある鶴屋吉信本店のディスプレイ。お正月らしくていいですね。いつも楽しみです。宝づくしと干支の面。右上から左にネ・ウシ・トラ・ウ・タツ・巳? エッ?巳だけ人の顔? 自分の顔かと思った。 宇治金時の写真にすり替えようかと思いましたが、無礼極まりないのでやめます。本店内は呉服屋さんのように木の引き戸の棚が並んでいて広いです。夏場ですとお茶を出してくれます。上生菓子を買うとおまけを頂きました。京都ではこれからあちらこちらで初釜がかかりますから和菓子屋さんは一番忙しい時期です。銃砲店と同じ上京区なのでご近所感覚。

もうちょっとお付き合い願いましょうか。花と白鳥の写真に関わる所です。
DSC03495.jpg photo_01_hondo.jpg池坊HPより
こちらは烏丸六角にある西国三十三所の18番札所 頂法寺でございます。京都では六角堂と呼ばれていまして、ご覧のとおり屋根が六角です。聖徳太子創建のお寺で華道池坊の敷地内にあります。なので池坊の御家元は代々ここの住職を兼務されています。京都で聖徳太子の名前を聞くのは珍しい。
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「へそ石」 おへそに見えると言うのではなく、平安時代に都の中心地であったと言われていて、元は今の六角通にあったのを現在地に移したとのこと。現在は紛れもなくビルばかりのオフィス街のど真ん中ですからね。寺の前を「どこでも鐘の音がよく聞こえるね」と話しながら歩く人たち。京都なんだから当たり前ですけれども、オフィス街での鐘の音は意外だったのかもしれません。

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太子堂と呼ばれる御堂があり、正面には「聖徳太子」とあります。後ろのビルは池坊会館で、こちらへは度々出入りをしておりまして、京都では高いビルのひとつです。御家元と言うと長者番付の常連で、宗匠夫人は元国会議員、入り婿さんは元大蔵官僚というわけで華麗なる一族池坊。遣唐使小野妹子が仏前へ献花をし、その住坊が池の傍にあったので池坊と名付けられ、いけばな発祥は飛鳥時代と伝えられ、室町時代の初代から554年を経て現在の宗匠は45世。冒頭の生け花はかつて池坊で習った宇治金時が活けたものでして、おめだるき物で失礼しました。
我々が習っていた頃はお茶やお花は花嫁修業のひとつであり、個人宅の教授もありました。その先生方は手に職をつけて「教える」ことで身を立てる時代。今は・・・華道・茶道はグループレッスン、免状はお金がかかるしいらない、料理教室もお菓子は作れてお味噌汁は作れなくてもどうってことない。花嫁修業という言葉が死語になった現代でも社会人のたしなみとして華道・茶道を通じて日常生活に役立つ礼儀作法を若い頃に身に着けておくことが望ましいと思います。自身の経験から先生という他人から指導を受ける事で我を制して常識を学び、習い事は無駄ではないですし、それが良い個性として発揮されればなお良し。

アンドュトロワ・・・白鳥の湖ではなくて池。「噛むので近寄らないでください」と立札がありました。
「Hello」と片足を上げてポーズを取る白鳥。水かきこんなんですよ。先の羽ばたく写真は偶然に撮れました。ここで疑問。本来、白鳥って寒い所に居る渡り鳥でしょ? この白鳥は暑い夏にもここに居るんでしょ。
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ポッポッポッはとポッポッと白鳥だけでなくたくさんの鳩が整れーつ。厄介者扱いの鳩ですが、縁結びの「鳩おみくじ」にちなみここでは鳩は幸せを招くシンボルのようです。
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勝手に名前をつけたエリーちゃん、かわいかった。特徴ある色なので目につきます。我が家のセキセイインコよりよっぽど人慣れしている。
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日なたで寝ているポッポッポッ達。
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あれっ、この鳩、大丈夫? うつむいているけれども・・・
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ガチで寝ています。でも目は開けていて、鼻ふうせん作っていたらおもしろいけど。

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今年は初っ端からつまづいているので、こちらにすがります。早く回復しますように。ところが、実際のお守りには「良縁」と書いてあり、今さらどうすんねん、ほんま今年はついてへんわ。そうか5円はご縁か。でも良い縁は商売人にとってはありがたいことと信じて、できるならお金と良縁になりたいわぁ。

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マイペースの我が家のペットはこの通り。「ただいまー」「あー、ねむー、たまらんねむいわ」「枕いるか?」「あっ、飼い主、無事帰ってきたな」 今年は酉年ではなかったんだけど、まっいいか。
五芒星と六角堂。図形つながりの名所案内、お粗末でございました。
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