土用の丑
07/24(Fri) 12:57|よもやま話comment(0)trackback(0)edit
7月もあと1週間となりました。今日は土用の丑。暑い夏を元気に乗りきろうとうなぎを食べる日となったのはかなり昔らしいです。京都では7月は鱧を食べるならわしがあり、鱧は海から遠い京の都に生きたまま運ぶことができる生命力の強い魚だと言います。
鱧は淡路方面の瀬戸内産が使われ、韓国産の鱧も味は悪くないそうです。鱧は鋭い歯を持ち怖い顔つきです。そして我々一般人では扱えない理由があの細くて多い骨。ある料理屋さんのご主人は鱧の骨格標本を作り、骨の数を数えたと言います。何本あったと思いますか?  3500本ですって。この骨を何とかしなければ食べられないということで「骨切り」という独特の下処理をし、ここが料理人の腕の見せ所。長い鱧の身に細かく包丁で身がちぎれないように骨をシャキシャキ刻んでいきます。
一方、うなぎはと言いますと蒲焼きで“関東風”“関西風”と違いがあり、関東風はウナギの背を開き、蒸してから焼き、関西風は腹を開き焼きます。なぜ関東は背を開くのか・・・と言うと江戸は武士の文化。腹切りは良くないとのことで背なのだそうです。東京の人はマグロも好むが、穴子もよく食べると聞きます。ふんわりした煮穴子はこれまたおいしいお寿司のネタ。鱧・鰻・穴子といずれも見栄えは良くない長物ですが、それぞれに旨さがあり、皆さん、美味しい物を食べて暑い夏を乗り切って下さい。

前回のブログは講習会のこと、ヘタクソクラブのこと、空気銃のこと、ドライブのことと寄せ集めの内容にもかかわらず、思わぬ拍手を頂戴しました。ありがとうございます。どの部分に評価を頂けたのか本人はさっぱりわからず、Perazziの記事の方が受けが良いと自分では思っていただけに意外でした。もうひとつ京都ネタ、暑い時にふさわしい内容をその内に。

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新モデルRemington versa maxです。今までの主力モデル11-87とは作動システムが異なります。アクションバーが無くなってガスレギュレーティングシステムという銃身にガスが入り、力を発する作動システムとなっています。(説明している本人もほとんど理解できていない状況) 要は現物を見てください。ただ、BERETTA A400 同様、薬室が3インチ半となっています。実際、3インチ半の実包を発射するとどんなものかは試射をしていないのでわかりませんが、このversa maxは分厚いパッドを付け、重量も上下二連並みの重さとなっていて強装弾を撃っても大丈夫な設計になっていると思います。

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Remingtonはあまりデザイン性にこだわりを持ちませんでしたが、このモデルは安全ボタンにRマークを入れたり、グリップエンドをネオンサイン風にしたり、従来モデルとの違いを意識しています。

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ハートに見えますか? ぶどうの粒がハート型。何かいーことがあるかな? でも食べちゃった。

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関西の人ならどこの川かおわかりだと思います。左は台風の二日後の鴨川です。右の遊歩道を超える増水で川床が流されることはありませんでした。右は道頓堀川。ここを人工プールにする計画もありましたが、資金が集まらずできないそうです。
さきほどのハート型のぶどうを食べたからでしょうか、宇治金時にとってはとても良い事がありました。初めて大阪松竹座へ行ってきました。歌舞伎好きが初めてというのもおかしな話ですが、お客様から「大阪、よかったよ」とお聞きしたもので、行く予定はなかったのですが、急きょ「行きます。切符をお願いします」と役者さんの番頭さんに無理をお願いし、客席は満員で周りは仁左衛門さんのファンらしき人ばかり。この数日前、仁左衛門さんは人間国宝となられ、これまた、いいタイミング。わがままを言ったので2階でも3階でもよかったのに、とても良いお席を用意してもらえhappy。もっと大きな劇場かと思っていて、舞台が少し南座よりも広いとのこと。舞台は劇場の3階にあり、1階席は3階という、映画館みたい。地下を掘るのは工事も大変だし、費用もかさむとのこと。

お目当ては仁左衛門さんではなく、長く親交のある小川ファミリーの半分がここ松竹座に集結しているので、表敬訪問です。故萬屋錦之介さんの甥子さんとその子供達。20才代・50才代・60才代の5人がお役がかぶることなく、同じ演目に出るのも珍しく、百花繚乱? 昼の部と夜の部の間の時間にお目にかかり、いつもニコニコ笑顔の時蔵さんは「ちゃんと来られた? 大阪の人は京都へ行くけど京都の人は大阪へ来たがらないよね」と。案の定、梅田駅でウロウロ、難波駅でウロウロ、標識ばかり見ているのでチビの私は首が疲れ、ちょっと立ち止まろうものならドンと人に当りそうで、京都と大阪では人の多さは違うし、早さもちがう。「12月京都へ行きますから。あとで歌六さんが寄ってって」・・・はい、10年以上お目にかかっておりません。過去数回、劇場に足を運んだものの運悪くからぶりばかり。「どちらさんですか?」って言われたらどうしようと心配しておりましたが、「ナベさんどうしてる?」 と名物店長を気遣って下さり、歌六さんは小川ファミリーの最年長ですが、えらぶらず情の厚い人柄で小川ファミリーが気取らず、風通しがよく、みんな仲が良いのはこの方と時蔵さんがしっかり束ねているからだと思います。あっ、ひとり足りない。歌六さんの弟、又五郎さん。「撮影。鬼平の。」と兄。そうだった。京都でドラマのお仕事だった。歌六さんすっかり敵役が板につき褒めたつもりが、「そんなこと言うなよ。本当は優しいんだから」と、わかってます。お芝居ではこういう憎まれ役がいるからこそ主人公が引き立つのです。昔の話をしていると側にいた息子さんの米吉さんはきょとん、とした顔で「(警察が)銃を持たさないようにしてるんですよね」とやさしく言ってくれて「どう? 射撃をやらない?」と聞くと、あっさり首を横に振られました。そうよね。キュートな女形で人気なんですもの、射撃どころじゃないわね。彼は来月ラスベガス公演があるらしく、時間があれば射撃をしてくればいいのに。今度はいつお目にかかれるかわかりませんが、またお会いできる日までお元気で。錦之助さんにもご挨拶をして、この方は背も高く、かぐわしい絵に描いたような役者さんです。訪問を終え廊下に出ると番頭さんが楽屋内のスタッフらしき一人の女性を私に紹介し、その女性が「私、初代錦之助(萬屋)の弟子で、昔、銃砲店さんへも伺ったことがあり、山科射撃場へも行きました。」と初代にすすめられクレー射撃をされていたそうで、これまたびっくりで、楽屋すずめならぬ、すずめの金時ちゃんは廊下でもまた立ち話。楽屋の皆様すいません。台風が来たようにおしゃべりな宇治金時がお騒がせしまして。
そして、その翌日、撮影所の帰りに又五郎さんが「何でこんなに京都は暑いの?」と銃砲店へ寄ってくれました。先代や名物店長とお話をしていました。四代目に「君が鼻水たらしてる頃から僕は知っているんだからね」とニヤリ。鬼平犯科帳の放映日を聞くのを忘れた。もし、ドラマを見られたら、この暑さをを我慢して撮影をしていた事を思い出してもらえたら。
私たちは役者さん達の応援団でもありますが、何といっても小川ファミリーは11名の役者を擁する今や歌舞伎界の最大勢力です。
4人の親たちと6人の子供達が忌憚なく意見を言える、教えてもらえるという良さが強みだと思います。あと数年すればお孫さんと舞台に立つ人も出てくることでしょう。
きっと錦之介おじ様も喜んでいらっしゃるでしょうし、仁左衛門さん達は重鎮で、歌六さん達はその次に位置する主軸の役者さんです。普段は別々に舞台に立つ皆さん。今回、全員に会えるというありがたい機会を得られて嬉しく思います。
歌舞伎は親から子へ芸を継承していき、私たちが知り合った頃は歌六さんご兄弟、時蔵さんご兄弟共にお父様を亡くされていて、後ろ盾の萬屋の叔父様は歌舞伎界を離れ、車の4つのタイヤのごとく兄弟・いとこ4人が力を合わせ一人も欠けることなく今日まで走り続けてきて、笑顔の裏には根性があったと思います。今は息子さんと一緒に楽屋で寛ぎ、舞台に立ちとても幸せそうで、こちらまでその嬉しさが伝わってきます。
皆さんは礼儀正しく、言葉が豊富でテンポの良い語り口は心地よく引き込まれますし、接客業の私にはとても勉強になります。
お仕事柄、年をとる事に抵抗を感じない人たちで若いころとは違い自信や人間の厚みが伝わり、私も外見だけではなく、充実した自分を目指して年長者からも年少者からも慕われる人になりたいと思いました。
そうそう、お芝居は見やすい演目3本で、雷さんが雲から落ちていなせな女船頭と戯れる舞踊<雷船頭>は涼しげでセリフがない踊りのため、雷さんの表情としぐさが愛嬌であふれていました。古典ばかりが歌舞伎ではありませんので、見やすい演目を選べば退屈しませんし、見ると新しい発見があると思います。

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クリケットのグレープフルーツゼリーです。お部屋見舞いに持参するはずが数が多いので、お店から直送してもらいました。お見舞いや夏の手土産によく使います。口当たりがなめらかで後口もさっぱり。平野神社前にお店があります。

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松竹座を一歩出るとこの通り。大阪ラプソディーのイメージとは違う外国人と若者のクロスオーバースポット。外国人にしてみれば無料のテーマパークですね。大阪名物巨大看板に京都からのおのぼりさんは口をポカンと開けてしばし動けず。カールの看板はカールのCMソングが流れ、有名なグリコのネオン看板は最近LEDに切り替えられ新しくなりました。大阪は看板・昭和の文化そのものですね。京都にドンキは郊外にあり、街中にはありません。外国人消費額は大阪が京都の倍という統計もあり、このなにわあきんど魂に外国人が喜んで物を買いたくなる気持ちがわかります。京都も観光に投資する分、回収する方法も考えないといけません。

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