ある曇った日の昼下がり
07/11(Sat) 14:06|よもやま話comment(0)trackback(0)edit
湿度が高くて蒸し暑く、どんよりしたお天気です。今年ももう一年の半分が過ぎまして7月と言えば京都は祇園祭一色となります。街全体ではなく話題がお祭りばかりになるという事です。祇園祭が近づくと梅雨明け間近かな。中京・下京区以外の地域では普段と何ら変わりなく、むしろ市内中心部はどこからこんなに人が集まってくるのかというくらい混雑し、電車やバスの乗り物も道路も影響してきます。昨年から祇園祭は17日の前祭と24日の後祭の2回に分かれ、いつまでもダラダラと辛気臭い。四条通周辺で働く人は仕事にならないでしょうに。四条通は1階が路面店のテナントビルが立ち並び、証券会社や金融機関も多く、拡幅工事は場所を間違えていると思います。
京都を取り上げたTVを見てもどれもありきたりの題材と出演者にTV番組も京都の宣伝となりつつあります。特に最近、ナレーションで「○○なんだとか」、「○○だそう」という言い回しが耳ざわりで、いつの間に定着してしまったのか。親近感をもたせる意図なのかもしれず、言葉は時代と共に変化をするものの京都だからこそ丁寧な日本語がふさわしいと思います。見るつもりはなくても知人や友人が番組に出ると聞けば無視するわけにもいかず、こういう理由で番組を見ている京都人も結構いると思います。
鉾町に属する室町通は呉服問屋の集積地で今では和装の衰退につれ会社も数少なくなりマンションが林立し様変わりしました。まだこの地域に活気がある頃は問屋さんは祇園祭に地方からの得意先を招待して接待をしたり祭りに参加する慣習があり、呉服関連のお商売をされている私どものお客様は祭りの時期は長期休暇となるため社員さん達と海外旅行へお出かけになり、化粧品やペニンシュラのチョコレートなど毎年頂くおみやげがとても楽しみでしたし、学生時代、宵山の日、鉾町に住む友人宅へ夕方訪れ、集まった友人達のゆかたの帯を結んであげ、ふるまわれたごちそうをよばれた後、日付が変わるまで四条界隈をウロウロし、仮眠の後、翌朝、巡行を見に四条烏丸へ行くと交差点の信号機の信号部分の角度を変えている人・・・「あっ○○さん?」 銃砲店のお客様でした。鉾が信号機に当るので当日、このような作業が行われます。長刀鉾のお稚児さんはというとこれまたお客様の孫さんで。巡行を少し見た後、午後に帰宅すると家族から「なにー、そのくしゃくしゃのゆかたは! みっともない!」と叱られてしまい、夜遊びして雑魚寝して昼下がりに帰宅して・・・若いからこそ許される。祇園祭と聞くとこのような事を思い出しています。

続きまして京都からイタリアへと話は移ります。
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これはPerazzi本革製ボストンバッグです。今はスポーツバッグが主流のPerazziですが、さすが革の本場イタリアだけあり、このような高級バッグも製作していました。イタリアにはグッチ・ボッテガヴェネタなど高級メゾンがあるわけで、例えばGUCCIとPerazziのコラボガンケースをつけた特別仕様があれば日本でも売れるではないかと思います。

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Perazziの会社へ行くとグッズ類も展示してあり、2.5代目の左上に展示されているバッグを持ち帰ってきました。長年、3代目が所有しておりましたが、ほとんど使うことがなかったので欲しい方があればと、気にいって下さった方に売りました。珍しいバッグですのでオークションにでも出品すれば3代目のちょっとしたへそくり? になったのではと思いますが、このバッグにふさわしいお客様でしたので3代目も喜んでお譲りしました。

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手にしている銃をご覧ください。銃身がシルバーでステンレス銃身に見えますが。これはプロトタイプ。つまり開発中のモデルで、テストシューティングをさせてもらっているところです。

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こちらが屋外のシューティングレンジです。バックに圧迫感がなくグリーンが綺麗で気持ちよく射撃ができます。さすがユーザーなど関係者しか利用することができないファクトリープライベートレンジです。今から20年以上も前ですが、プーラーはいません。

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昭和40年代後半、初代Perazzi社長が当店を訪問しました。1957年にPerazzi社を創業し、1964年東京オリンピックでイタリアのマタレリー選手がPerazziの銃で金メダルを獲得したのを皮切りに王者BERETTAに追いつけ追い越せと世界大会では数あるメダルを獲っていき目を見張るものがありました。写真は日本での販売に力を入れ始めた頃で国内でもPerazziの名が知られるようになりました。
Perazziの銃は全てのモデル構造は同じです。引金においては今は松葉バネスプリング・コイルスプリングと選べるようになりましたが、元々は松葉バネスプリングを採用していて、部品は全モデル共通です。
では超高級銃から普及銃までの価格の違いはと言いますと、ほぼ彫刻と台木でございます。
2.5代目が近頃「記憶が蒸発するので」記憶にあることを書いて残しておくと、宇治金時にメモをくれました。ファクトリーを訪問した時、ブログでも掲載したサービスセンターの写真について。ユーザーの要望で自分に合った銃を製作してほしい場合、仮の銃を用意してくれて、細部にわたり調整をし、ユーザーのOKが取れれば、本銃を完成させてくれるということでした。今でもこのような事をやっているかはわかりません。でも、初代社長は銃職人でしたから小回りのきく所がユーザーから支持されたものの世間一般で言われるように技術者と経営者を兼ねる難しさがありました。技術者は良い物を作ろうとそれなりに費用もかける。しかし経営者としてそれを売る能力や健全な会社経営という点においては疎いところがなきにしもあらず。事実、Perazziも一時期BERETTAに買収され、また、元に戻る過程を経て、2.5代目が書き記してくれた中で特に目に留まったものはPerazziは無数の特許を取得していたという事。
いわゆる散弾銃における技術革新と言っても過言ではありません。今ではよく使われているデタッチャブルトリガーユニットにおいては座金での交換式はPerazziが考案したもので、BERETTAに買収された時にその技術をもっていかれたと聞いています。それ以外にも付属の専用ドライバー1本で元台をはずせたり、赤色蛍光照星の開発、引金位置のアジャスト機構など、今では他のメーカーでも使われている技術はPerazziあっての技術革新から今日に至っています。そして他にも製造工程での特許は700種類あると言われています。
BERETTAのその歴史とは比較するべくもなく創業して60年足らずのPerazziですが、このような話を聞くとPerazziの存在はそんな歴史の違い以上に散弾銃の性能を大きく向上させた功績を讃えるべきだと思います。

お客様に「最近あまり店で顔を見いひんな」と言われ「安モンの年増芸妓みたいなもんですわ」 用事の多い事。記憶力が弱ってきたので脳のIMRを撮ってもらいました。「年齢からするときれいです。認知症はこの部分が大きくなるのですが、前回とほとんど変化はありません。よく見ると他に白い点がありますが、これは症状も出ない全く問題の無いものです。ただ年齢と共に増えていきます。前回指摘した部分も異常は見られませんし、大丈夫ですよ」と太鼓判をもらいました。個人の医院ですけれども先生がとても丁寧に診断をしてくれますので信頼しています。午前中で撮影と診断を終えることができ、大病院だったら「異常はありません」で終了ですからね。結論は「妄想は脳を健康にする秘訣なり」と勝手に解釈。

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この子は四代目Jr.です。私の脳とは違い彼の脳はまだこれからどんどん発達し大きくなっていくわけで。店に来ると工具がいっぱいあって彼にとってはおもちゃ箱のようなものです。「何作ってんの?」「パチンコ」と針金を曲げて太い輪ゴムを取り付けていました。「何が好きなん?」「生き物と科学」らしく、もうすぐ夏休みなので楽しみにしていることは

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京都市青少年科学センターで小学生を対象にこんなイベントが開催されます。<燃料電池を知ろう><学校ではきっと教えてくれないヒトの遺伝><燃料のふしぎ>などなど。興味のあるお子さんがいらっしゃればおすすめです。

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そして子供相手とはいえ京都ならではの本格的なもの。京都大学を始め京都企業などがバックアップをしています。夏休みは海水浴に絵日記も昔の話。我々の時代とは変わりました。興味を持つことから学ぶことの面白さを感じとってほしいと思います。

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祇園祭で京都を訪れる人もあるかと思います。<出町ふたばの豆餅>です。京都みやげからはずせません。ヘタクソクラブ例会に参加されたメンバーさんがこの間はお世話になりました・・・と下さいました。言うまでもなくアッという間になくなりました。ごちそう様でした。日曜日だと出町ふたばの店頭には何重もの人の列ができ、すぐに買うことができません。一日1000個以上作っているらしい? との噂もあり、以前この近くで働いていた時、夕方4時半頃だと、お客さんが居なくてすぐに買え、豆餅が売り切れということもありませんでした。今は売切れの日もあるのでしょうか。並ばずに手っ取り早く買うのなら高島屋へどうぞ。
今日は長いブログにおつきあい、ありがとうございました。
まだ、ネタがたまっていますので、吐き出していきます。
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