金・銀・銅閣
08/16(Wed) 21:01|よもやま話comment(0)trackback(0)edit
東京では8月に入ってから毎日、雨が降っているそうで、気温24℃、湿度91%という数字を見て、驚きました。京都もお盆は雨の予報でしたが、曇り空で何とか持ちました。徐々に農作物にも影響が出てきそうで、また、値段が上がるのかな。

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徒歩10分の所から撮影した点火数時間前の火床の準備ができた右大文字と徒歩30秒の所から撮影した点火された右大文字。かなりの望遠で撮っていて、実際、車で移動すると20分くらいの距離です。千本通は上り坂なので、東に大文字を見ることができます。右大文字はどの方向を向いているのか。出町かな? 船岡山かな?
去年の送り火は大雨でしたが、今年は風が吹き、涼しい日となりました。来年も同じように穏やかに見送れますように。

お地蔵さんの内容がまとまらないので、もう少し時間を頂戴します。
さて、お盆の休みには市内、東の方へ行ってきました。
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タイトルで気づいた人もいると思います。祇園祭の鉾ほをイメージした祇園閣です。屋根が銅なので銅閣とも言われることもあり、正式名ではなく、ここはお寺、大雲院です。
元は大倉財閥の別荘で、そこへお寺が引っ越しをしてきたと言うことで、お寺が祇園閣を建てたのではありません。祇園閣は昭和3年御大典記念・大倉喜八郎の卒寿記念に建築家伊藤忠太が手がけました。

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鉄筋コンクリート造3階建て、高さ36m(百二十尺)矛先には金鶴、地下の基礎も深さ百尺に及ぶ、とパンフレットに書いてありました。国の登録有形文化財です。尺と言われてもピンとこないけれど、地上と地下とほぼ同じ長さ? 金閣・銀閣よりも頑丈なのは銅閣と言うことか。
さて、いよいよ中へ・・・と、上からの景色もお見せしたい所ですが、残念ながら内部と眺望は撮影不可と言うことで、申し訳ございません。金戒光明寺の三門の上からこの祇園閣に上がりたいな、と思っていた為、願いが叶って本望です。
曇り空で西山はうっすらとしか見えませんでしたが、京都タワーは近く見えましたし、八坂の塔も目の前に見えますし、大谷祖廟、霊山観音・高台寺・龍馬・慎太郎のお墓のある京都霊山護国神社・平安神宮鳥居も見えたはず。東の端とは言え、街中ですので見晴らしは4つ星かな?
ただ、右大文字は見えないな、多分。左は見えるかも。
東山がすぐそこに見えて、ここから南にかつて鳥辺野と呼ばれた葬送地があり、祇園閣の東は東大谷(東本願寺)の墓地もあり、『気』がよどむ感じがして、高い所に上がると、特にそれを感じます。ですので、この辺りに住むのはちょっとなぁ、と、お金持ちでも無いのに思ってしまいます。
この辺は財界人の別荘も多かったそうで、京都一の夜の遊び場が近いため、政財界人が内緒話をする奥座敷のような所でもあったのかなと思います。お妾さんが住んだりもしていたんでしょうかね。
祇園・八坂と言う所は誰が何をしているか、秘密を守るお店があり、すべてを仕切ってくれて、利用する側にすれば重宝ということです。お店によっては京都以外の顧客の方が多いという所もありました。

京都も広くはありませんが、地域地域の特色がありますので、かつては夜は人も歩かないような落ち着きのあったこの辺りも今は人力車が行きかい、観光地と様変わりし、京都に住む者も怖気づいてしまうくらいです。
8月の中頃と言えば、灼熱の京都ですが、まあ、この日は陽が当たらず、閣上は南からサーっと風が吹きぬけ、汗も出ず、お昼寝したいくらい気持ちがよかったです。いつもなら頭上から聞こえる蝉しぐれが眼下から聞こえ、地上の暑さが嘘のように風が涼しく、雲の上にいるような感覚でした。20分くらい居たかな。その間、3周くらいしましたかね。600円払っていますのでね。
今は規制があってこれだけの高さの建築物は建てられず、良い物を作ってくれました。現代に残る名作は南禅寺別邸にしても京都以外の人によって作られています。

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どうですか? 鉾に見えます・・・ヨネ。屋根の下の所へ上がっていました。あそこは涼しかったけれど、地上へ降りてきたら、やっぱり暑くて汗が出てきました。写真を見ると鉾のように動き出しそうな気もします。
てっぺんは金鶴で、大倉喜八郎の子供の頃の名が鶴吉でした。、そして、建築中に閣上にあがったことはあり、完成を待たずに亡くなったそうで、う~ん、あの世に近い地だけに・・・呼び込まれたのかな・・と、そんな気がしないでもない。

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境内にある石川五右衛門のお墓です。灯篭の所に5円玉が供えてあります。お芝居やアニメではよく知られた人物で、エピソードの大半は作り話であり、我々の知る大盗賊であったかどうか。五右衛門は安土桃山時代に実在し、、釜茹でにされたとも言われ、大雲院にお墓がある所以もわかりませんでした。
本堂には丈六阿弥陀仏像があり、どっしり貫禄のある仏様です。

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大雲院から南に行く道がねねの道です。左に高台寺と霊山観音・右に石塀小路の入口があります。
幼いころ、円山公園から歩いてきて、いきなりこの建物が現れて、不気味でした。ちょっと怖かったです。あの頃はこの辺りの射場へ(弓)連れて行ってもらって、八坂神社で射的をしたり、どこかで豆腐田楽を食べたり・・・・それ以来でしたので、祇園閣の場所はだいたいわかっていたのですが、一筋、道を間違えてしまいました。
住所は祇園町南側となっていて、へえーっ、この辺りは下河原か高台寺じゃないのかな? 東大路通をはさんで、西が祇園町南側だと思っていました。この辺りはわかりにくく、場所は八坂神社の南を東に少し入った所です。祇園閣、おすすめです。
ちなみに今回の一般公開は9月30日までです。

雨が降り出しそうでしたので、急ぎ足で大雲院からねねの道を南下すると
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鍾馗さんと、祇園祭のちまきと・・・提灯が沿道家屋の軒先に吊るしてあり、高台寺の百鬼夜行と言うイベントの演出でした。昼も夜も賑わい、門前町が出来上がっています。

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三面大黒天へ行き、この布に隠れている物は何でしょう。わかりません。横に置いてあるたたく棒が80cmくらい長さがあったので、想像では木魚かな? それにしてもひと一人分くらいのかさでしたから、大きな物には違いありません。

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高台寺には興味がありませんので、その隣り、霊山観音へ。高さ24m、顔の大きさ6m、コンクリート製。とてつもない大きさではありませんが、ここが東山の中腹ということもあり、京都タワーからも京大病院からも見えていました。
ここは伝統仏教ではなく、戦後にできた戦没者慰霊のための宗教法人で、創設者は
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帝産バスの社長さんということで、こんなバスも置いてありました。祇園閣も観音さんも昭和のコンクリート製、お金持ちの人が作ったということです。

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300円払うとジャンボポッキーのような20cmくらいのお線香をくれます。ライターでは時間がかかるので、ちゃんと専用の器具の中へ入れて、渡してくれます。そうそう、みたらし団子のように。

観音さんの中は12支の守り本尊がありますが、暗くて気色悪いので、今回は行きませんでした。
観音さん前の高台からは
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そこそこ市内が見渡せます。どんよりした空ですので、いまいちですけれども。

ここから、ねねの道へ降りるとThis is Kyotoの眺めです。なぜか懐かしさを感じます。
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昔の京都みやげには舞妓さんと五重塔がシンボルのようになっていて、それも舞妓さんは決まって後ろ姿。五重塔の物がなかったので、そのイメージに近いものの写真を載せています。こういうのを見ると舞妓さんに憧れるんですよね。
昔、クレー射撃の地方公式に参加するとその公式のステッカーをもらえました。京都公式は舞妓さんと五重塔だった時もあったような気がします。皆さんガンケースにステッカーを貼って、全面、ステッカーだらけという人もいました。

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ステッカーは手持ちがないのですが、昭和63年京都国体の時の縫い付けるワッペンです。国体キャラクターは牛若丸で、牛若丸は刀を銃に持ち替えています。牛若丸復活してほしいな。観光においてもこういったキャラクターを起用してもよいかと思うのですが。
芸術系学校の多い京都でもありますので。商売も時流に乗らないと儲からない気もします。

最後にもう一か所、行きましょうか。五重塔の写真、立っているおじいさんの頭上に『石塀小路』と書かれた街灯の所を入ると
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『あー』 ドラマでよく見かける場所。ねねの道と下河原通をつなぐ、ジグザグした石畳の小径です。
石は京都市電の敷石です。芸舞妓さんが歩く姿を想像しますが、この辺りにはお茶屋さんはあまりありませんので、実際、見かけることはありません。旅館からお声がかかったり、お客さんのお供でBARへと、たまに見ることはあると思います。
さすがにこの暑い時期にはいませんが、この辺りで舞妓姿の集団をよく見かけます。しかし、それはイミテーションです。舞妓姿に変身する人たちです。地元の人は歩き方、衣装を見ればすぐにわかるのですが、外国人は本物と思っていますので、一緒に写真を撮っています。最近は本物の舞妓さんが呼び止められたりして迷惑をするので、イミテーションも代役で活躍しております。

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かき氷もあって、入ってみたかったんですけれど、見かけによらず一人で喫茶店に入れない人なので。

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突き当り、どっちに行こうかな・・・ 住宅があり、レストランや料理屋さんもあり、中には閉店しました・・と張り紙のあるお店もあり、家賃も一流です。

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老舗旅館もあり、京都には旅館がしっくりきます。夜のそぞろ歩きもいいはずです。

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レンガ・石積み・竹垣に囲まれて

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生活感もあり

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車の通らない道になぜ路側帯があるのかわかりませんが、下河原通へ向かって、道幅が路地くらいに狭くなります。

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東大路通に近い所に売物件があり、76坪・・・31500万円。投資用に一軒 如何ですか?  ピンとこない金額です。松本清張TVドラマの銀座ママなら買えるかもな。

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傘を持たず、雨が激しくなってきたので、バスではなくタクシーを拾うと、創業大丸300年、ヤサカ100年の記念車でした。八坂方面からヤサカタクシーに乗って、運転手さんに『この車は1300台中、たった3台しかありません』と言われ、1/433の確率。走っているのも見たことがなかったので、まさか乗車することになるとは正直びっくりしました。どうでもいいけれどタクシーのヤサカは漢字で弥栄の旧字体です。地名では東大路通の東は八坂、西は弥栄かな? 実は5月に乗った

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『あふひ』 葵祭のふたば葵のタクシーは2台のみ。1/650の確率。三つ葉のクローバーではない、四つ葉のクローバー車にも乗ったことがあって、1/325の確率。3種類に乗った人は珍しいはず、ましてや偶然に。今回の大丸でっちー君号は今年だけの限定車です。ジャンボ宝くじ、すでに買ってるんだ・・・期待しよ。

暑さに参っていた体もお休み中に少し回復し、また、仕事、頑張りマス。お盆も仕事をしていた人はこれからゆっくり休んでください。
さあ、ヘタクソクラブ9月例会の準備をしなければ。去年は羊羹だったお達者de賞の品は何がよいでしょうかね。

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08/13(Sun) 01:16|よもやま話comment(0)trackback(0)edit
のんびりしたお盆を迎えております。
昨日、口の中が痛く、見えるか見えないかの小さな口内炎でした。あの針を刺したような痛みは経験した人なら『わかる、わかる』と、食事にも影響が出てきます。お医者さんへいかずとも自然に治るものですが、私は歯磨き粉を塗り、ゆすぎます。劇的に痛みが軽減されます。

お盆休みは帰省や旅行と言う人もあれば、弾を買って射撃場へ、と言う方もいらっしゃいます。
あるお客様が『これは手に入らないか?』と、尋ねられた物があり、入ってきました。注文するからには多めに入れた方がお得かなと言うことで、こちらは数が限られているため、ネットショッピングには掲載いたしません。関心のある方は店舗へお問い合わせください。

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その商品はバレルステッカーです。ガンケースなどにも使用できます。カラーの配色がよく、3種類あります。
上)トライデントもロゴも緑・白・赤と、一番カラフルです。
中)トライデントはゴールド・緑・白・赤、ロゴはゴールド シックな感じでバレルに貼っています。
下)トライデントは白・緑・赤、ロゴは ロゴは白とオーソドックスかつ文字が一番目立ちます。

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先に入荷したHUKのTシャツを購入されたお客様から色違いをもう一枚、ご注文頂きました。fishingと入っているので、shootingには着にくく、ショーウィンドウにディスプレイをしていると一般の方が関心を持たれます。
シャツは薄手で伸縮性があり、脇のあたりは特に通気のよいメッシュとなっていて、速乾性もあり、着ていても素肌感覚というシャツです。

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BERETTAのNewデザインの帽子とTシャツです。帽子はブルーのみ、Tシャツはホワイトとブラックがあります。ネットショッピングに掲載中です。

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Bob Allenのシェルバッグです。100発用で、BROWNINGシェルバッグにそっくりです。バッグ両サイドにファスナー付ポケットがあり、生地に地模様があります。
射撃歴の長い方でしたらBob Allenと言えば米国では老舗ブランドとご存知です。昔の輸入ベストはアメリカ製、銃口のマークのBob Allenでしたから。ただ、ここのベストはサイズが大きくて、日本人には合いにくい物でした。こちらもネットショッピングに掲載中です。

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何度となく撮っている京都タワーですが、どうも上手く撮影できず、悔しいな。頂部の裏側の赤がどうしても白く写ってしまいます。

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京都タワーホテルとキリンビールのイベント、イリュージョンを見てきました。テーブルにはビール『京都に乾杯』 以前はキリンビール京都工場がありましたが、このビールは滋賀工場で作られています。一番搾りは47都道府県あり、京都版は京都府内のみで販売中だそうです。
イリュージョンを見るのは初めてで、仕掛けは全くわかりませんでした。テーブルが浮き上がるイリュージョンに参加した子供も『何でかわからへんかった』と。

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ホテルの向かい側は京都駅真正面。毎日と言ってよいほどにわか雨が降っていましたが、この日は降らず、陽が短くなりつつあり、駅ビルに写る夕暮れの空に暑さを忘れていました。
京都タワービルは物販・飲食店がリニューアルとなりました。前はいかにも土産店、観光デパートと言う感じでしたが、若い人・外国人も立ち寄れます。地下の大浴場は継続して営業しています。
京都タワーは京阪ホテルズ&リゾーツの経営で、ホテル京阪・京都センチュリーホテル、そして京都タワーホテルと京阪グループがJRを挟む形となり、駅南側には新たにJR西日本グループのホテルができる予定で、他にも近鉄系・阪急系もあり、鉄道会社の火花が散っています。鉄道会社は本業の電車が一番の収益と思っていたのですが、実際は全体の半分にも満たないそうで、この辺りは駐車場が少ない、料金が高いと言う難点はありますが、何においても電車のアクセスが良く、地元の人は宿泊をしませんので、同窓会などに京阪ホテルズ&リゾーツをご利用頂ければと思います。

ろーじ と お地蔵さん 壱の巻
08/04(Fri) 20:53|よもやま話comment(2)trackback(0)edit
今年から8月にも祝日ができ、私共の取引先も11日からお盆休みとなる所が多いです。
先にも営業のご案内をさせて頂きましたが、もう一度、お知らせします。
11日(祝)~16日(水)の6日間の内、12日土曜日と14日月曜日は営業いたします。その他は勝手ながら休業させて頂きます。

小学生の教科書の裏表紙の隅に小さな文字で『この教科書は税金で購入していますので大切に使いましょう』と書かれていました。私たちの頃はこんなことは書いてなかったように思いますが、たまたまTVを見ていた時でしたので、国会議員の給与明細書に『この給与は国民の税金から支払われていますので、しっかり仕事をしましょう』と添え書きをしておいて欲しいなと思いました。
議員バッジの重みを受け止めている人はどれだけいるのでしょうか。

先日、タクシーの運転手さんがこんなお話をしてくれました。その運転手さんは夕方から夜にかけてお客さんを乗せ伏見稲荷大社へよく行くそうです。お稲荷さんは24時間参拝できます。でも、千本鳥居やお山(稲荷山)は暗くて行けませんよね、と尋ねると、『行けますよ。でも、怖いですよ。狐につままれると言って、男の人は煙草に火をつけて上がるんですよ』 面白いな。
車内に祇園ばやしの曲を流し、話は続きます。『下山する時、気をつけなあかんのです。四ツ辻で道が分かれていて、来た道と思って行ったら違うのに気が付いて墓場のような怖い所へ行ってしまい、大抵の人はパニックになって必死で四ツ辻へ戻ろうとするんですよ。その道をそのまま行っても下山できるんですけれども』 めっちゃ怖そう。霊場のようなお山ですので、何が起こってもおかしくありません。店も閉まっているし、周りに人も居ないし。究極の肝だめしではなかろうか。
山は夜に上がるものではないので、体験する人はよっぽどの度胸がある人でしょうけれども、阿闍梨さんは夜中に比叡山の中を巡礼するのですから、稲荷山どころではありません。熊とかに遭遇しないのでしょうか。
まあ、お稲荷さんの本殿は明るいそうなので、一度、夜に訪れてみますか。

ところで、伏見稲荷では千本鳥居と呼ばれる鳥居のトンネルがよく知られています。全体では1万近い鳥居があるのではないかと言われていて、鳥居を立てるのはおいくらですか? と気になる所です。一番小さい物で20万円以下だそうです。高くないですよね。現在は注文が多くて待たされ、鳥居の奉納は広告もかねて商売繁盛祈願と言う人もあるそうです。
私、個人的には西向きの神社は好きではなく、神社は南向きが好みです。高い位置の太陽の光を真正面から受け、神様と太陽に挟まれて拝むと運を引き付けられるような気がします。
京都の8月は仏さんの月と言いますか、お盆に地蔵盆と比較的穏やかで静かな時期となりますので、以前ならこの頃の神社は閑散としていました。平穏な暮らしに感謝するのは仏さんへ、開運・願掛けは神様へ、と 私だけでなく京都人は暮らしの中でうまく使いこなしているように思います。

さて、京都の街中を歩くと路地と言う細い通路を見かけます。前に上七軒の路地は複雑で、どこに出るかわからないし、行き止まりもあると言いました。特に上京区には路地が多く、町内にひとつはあるはずです。我々は『ろじ』と言わず『ろーじ』と発音し、自転車で通れる道幅をろーじ、軽自動車が通れるくらいを細道、人が一人通れる家の間の通路を抜け道と私は呼んでいます。
今回は色々なろーじの写真です。

暑い時は家のひさしが日よけになり、これらの道を歩くと助かります。車が通らないので、子供の頃はビニールプールで行水をしたり、縄跳び・ゴム跳び・ボール遊びと子供のよい遊び場でもありました。GPSでも網羅できないろーじや抜け道です。

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白いかっぽう着に下駄を履いた小料理屋の女将さんが打ち水をしている姿に出くわしそうな・・ろーじ。超妄想・・と言うか憧れです。
2枚目は観光の人が驚く くぐりろーじ。道路に面した家の一階の一部がろーじの入口になっていています。2階は何ら変わりありません。

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通りゃんせ通りゃんせ、こーこはどこの細道じゃ? お地蔵さまの細道じゃ、ちょっと通してくだしゃんせ・・・と、家と家の間に人ひとりが通れる抜け道を行くと、お地蔵さんの建物に出ます。『ここは私有地やから、入らんといて』と、いじわるな事を言う人はいません。むしろ人と出会うと知らない人でもあいさつをしてしまいます。

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細道の先は行き止まりと思いきや右に曲がると左に階段。階段を上がると公道へ出られます。舗装もコンクリート、アスファルト、砂利、石と色々あります。子供の頃から迷路のような道をぐるぐる歩いていて、普通に道を歩くよりもこういう道を歩く方が近道のように感じます。

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ろーじの途中に階段があり、光が見えます。通り抜けると道路。洞窟みたいです。近所の子供は猫しか知らない道なので猫道と呼びます。誰が見てもよそ様の敷地に見え、入ろうとは思いませんよね。ろーじが長いと道路に出るのにぐるーっと遠回りすることになるので、このようにショートカットできるようになっているのですね。
ろーじの中には通行料を払わねばならない所もあるんです。確かに通路部分の維持費を住人みんなで負担しましょうということだと思います。

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家の入口に見えますが、これも扉付き ろーじです。

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ろーじの入口に表札が上がっています。幅員が狭い道が多い上京区にはろーじがよく似合います。
マンションは立体的、ろーじは平面的。玄関と通路は共同で中に入ると個々に住居がありマンションとろーじは似ているように思います。ろーじはそこに住む人や近所の人しか通行しませんし、家の中から外の足音も聞こえ、見知らぬ人を見かけると住人が家の外へ出てきます。なのでセキュリティも働きます。マンションと異なる所はお隣り、お向かいとの親しい関係性です。
夜、ろーじを歩きながら鬼平犯科帳の音楽が聞こえてきます。ここも、あそこも同じ番組を見てはるわ。

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『おっ、何じゃい』とは言いませんが、お向かいの家のしょうきさんと互いに向き合います。前に金箔屋さんの金色のしょうきさんの写真をお見せしましたが、一般的なのはこのようなしょうきさんです。種類も多く、町家の多い上京区でよく目にします。怖い感じはないですね。

京都の人、特に宇治金時と同年代の人は次の写真の中に見覚えのある物に気づかれるかと。
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ろーじの入口にちびっこひろばの黄色い標識。うん????? ろーじでしょ? ろーじに公園があんの? さすがに私も標識だけが残っているのだろうと思い、これは確かめないと、中へ入りました。

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恐る恐る進むと、本当にありました、発見した時は感動ものでした。ちびっこひろばです。ちびっこひろばとは私有地に京都市が遊具を提供し、子供たちの遊び場となっていて、昭和40年代から50年代には公園を始め市内のあちらこちらにありましたが、今ではほとんど無くなりました。二条寺町にもありましたけれど、今でもあるのかな。
ろーじを挟んで遊び場とお地蔵さんのある広場です。ここなら車が通らないし、知らない人は通らないし、家はすぐそばにあるし、子供だけで遊んでいても危なくありません。ただね、一人も子供が居なかったのがさみしいです。やはり子供の数が減少していますから、必要がなくなれば、このちびっこひろばも無くなってしまうのかなぁ・・と少し心配です。地蔵盆の時は住民が集い、普段はおばあちゃん達がひなたぼっこをし、子供たちの元気な声が聞こえてる姿を想像していました。
ちびっこひろばも貴重ですが、それがろーじの中にあるのがとても珍しいので取り上げました。

銃砲店のある学区は65.5haの面積に約3600世帯、78の町内会があります。町名はもうちょっと少ないのですが、一つの町内で7つ枝分かれしている所もあり、△△町甲部・乙部、元部・中央部などあり、甲部・乙部という呼び方は祇園町と我が学区くらいではないかと思います。幅員4m未満の道路の総延長が全体の56%と言うことですので、ろーじなどの細街路、つまり私道がいかに多いかと言うことです。
私も最近、気が付いて驚いたことがありました。京都の人はご存知ですが、上京区の住所はほとんどが通り名表記で、上京区京都御苑1番地と言うような地名表記はかなり少なく、学区内に西町という町名があります。ここの通り名表記の一部をご紹介します。
一条通御前西入上る西入。一条通御前西入2丁目下る。一条通御前西入2筋目下る。一条通御前西入下る3丁目。
どうですか?  いずれもこの後に西町△番地と入るわけですけれども、位置関係を把握するのは不可能です。書いている私自身、わけがわからなくなりました。とどめは・・・・西町の表記の仕方はこれら4つを含め、全部で21通りあるということです。念を押しますが、ひとつの町名でです。
要はろーじ、細道がかなり多いので、これらは通り名が無いため、ろーじが交差していたり、また、通り名のある道が何本もあり、複雑になったのでしょう。ちなみに同じ学区でも銃砲店の町内での通り名表記は6種類しかありません。
西町だけでなく、北町も同じで、迷路のような、狐につままれそうな地域です。この学区を担当する郵便屋さん、運送屋さんは達人です。ついでがある人は日本郵便の郵便番号簿を見てください。

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ろーじでお地蔵さんをよく見かけます。町内の人たちがお世話をしていて、京都では街角のお地蔵さんを住人みんなでお参りする行事、地蔵盆が8月に各町内で行われます。このお地蔵さんも特色があり、次回はお地蔵さんについてお話します。お付き合いください。

<お願い>当記事を商業利用することはご遠慮ください

暑中お見舞い申し上げます
07/26(Wed) 16:34|よもやま話comment(0)trackback(0)edit
暑中お見舞い申し上げます。日頃はつたないブログをご覧いただきましてありがとうございます。
子供達は夏休みに入り、元気がよく、どこへ行っても暑くて寝苦しいこの夏、如何お過ごしでしょうか。先週は本当に梅雨が明けたのかと思うほど、お天気がぐずついていました。
4代目が勝山の射撃場の記事を書いてくれましたので、宇治金時は暫し休憩しておりました。でも、その間に作業で使うパソコンが壊れてしまい、大慌て。別のパソコンでこの記事を書いております。
普段、夜に頭のリフレッシュも兼ねて散歩をしているのですが、最近、自転車に乗った気味悪いおじさんに何度もつきまとわれ、散歩も自由にできないこともあり、暑さも相まって気分が晴れません。

でも、頑張って皆さんに話題を提供したいと思います。
千本通を歩いていた比叡山の阿闍梨さんは祇園祭が始まる頃に京都大廻りを終え、また、比叡山の修行に戻られたようです。祇園祭にかからないよう行程が組まれています。

仕事においては相変わらずネットショッピングに掲載するベストと帽子が揃わず、商品を探さなければなりません。
以前に比べてBERETTAにしてもBROWNINGにしても新商品の数が少なくなったように思います。特にベストや帽子は。
新商品が発売されても、それが日本で売れるかどうか・・・を考えると、難しい所です。我々はお客様の好みやお声を直接、受ける側ですので、品ぞろえの参考にさせて頂いております。
また、マイシューティングベストをいかがでしょうか? とセミオーダーのベストもおすすめしております。いざ、作るとなると迷われますが、的確な??? アドバイスをさせて頂きますので、どうぞご相談下さい。

装弾についてこんなお話しも。旭エスケービーが廃業し、ご愛用の装弾をお客様に切り替えて頂きましたが、感触が違うので、自分好みの弾に出会えないというお声もあり、仕入先の都合で頻繁に装弾を切り変えてもらうことはお客様にとっては迷惑な話で、小売店としては申し訳ない思いです。“たばこやお酒と同じように自分の好みの弾を使いたいし、趣味だからね、値段が少しばかり高くてもかまわない”とおっしゃいます。キャリアの長い方ほどこだわられます。
輸入装弾は継続しての入荷が難しく、国産装弾は安定した供給ができましたので、どんな装弾をどのように販売していくか、も、我々小売店の課題ではあります。

つい先日、かなりおじいさん・・・イヤプラグを色々、ご覧になっていまして、ディスポーザルタイプを100個お買い上げ頂きました。普段からイヤプラグをして、会話ができるんですよ。お年からするとイヤプラグなしでもかなり耳が聞こえにくいと思いますが、耳を患っていらっしゃるのかもしれません。思わぬ売り上げに感謝しきりです。

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BERETTA 692 ブラックエディションのガンケースです。カッコいいので撮りました。何と言ってもBERETTAはデザインが良いので、ユーザーだけでなく、一般の人からも高評価です。ガンケースだけでもショーウィンドに飾りたい所ですが、ケースは銃とセットですので、展示はしません。デザインだけでなく、お値段も良いのですけれども。ダイヤルロック部分がゴールドでブラックとの調和が更に精悍な感じがします。

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宇治金時私物のDecotのシューティンググラスです。年代が違います。上から古い順で、一番下が今月、出来上がったばかりです。こんな派手なカラーグラスを持つ人は普通いませんが、主にクレー射撃に使用するということで、目の保護という観点からシューティンググラスをするのが望ましく、標的を見やすくする為にカラーレンズを用います。
すべてデザインはハイワイドで、ターゲットサンは射撃用でブラウンは射撃場で一日、太陽光の下で過ごす時と車の運転時に使用します。もちろんUVカットレンズです。今年、度付きレンズに替える必要がありましたので、ターゲットサンはレンズだけ入れ替え、ブラウンは新調しました。度付きはかなり価格が高くなり、度が強い場合は処方箋通りに作っても普段使っている眼鏡と全く同じようには見えません。
真ん中の薄いブラウンのタイプは調光レンズでブラウンが光に応じて濃く・薄くと変わります。実はこれで当初、度付きレンズを作ったのですが、失敗となりまして、一番下のハイワイドを作ることになりました。
しかし、ほかのシューティンググラスでは度入りはできないものが多くて、代理店のお話しではDecotは遠近両用の注文も増えているそうです。
Decotは1940年代に誕生し、ちなみに一番上は随分昔に伯父がアメリカで買ってきてくれたファーストDecotで、オレンジクレーにはこれを使い、白いクレーには2番目のブルーを使っていました。当時はまだ、現在のようにカラーが豊富ではありませんでしたので、レンズ自体もブルーだけがガラス製です。なので、隅々が欠けているため、今は上から3つは使用していません。
全部並べてみたのは初めてで、ケースはもちろん、変わっていて、レンズの形状もフレームも変化しています。下の二つは元々フレームが細いのですが、レンズが厚いので、太い物にしてもらいました。

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テンプルがこのように外へ広がり、はめはずしがとても楽なのが特長で、軽くて、大きなレンズは視界が確保でき、ノーズパットがしっかり鼻に当たり、私のような鼻が低い者でも顔にフィットします。あまりの鼻の低さに普通のサングラスでは見事にずってしまいます。テンプルの先はゴム製で柔らかいためしっかり耳にかかり、尚且つ長時間はめていても痛くなりません。イヤプロテクターでテンプルを圧迫しても変形しません。普通の眼鏡でしたら、細いテンプルだと曲がってしまいます。このような理由からDecotを愛用しています。不思議と少し美人に見えるかな?・・・と、つぶやくと 「それ、かなり度が合ってないのかも」と笑われました。

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ブラウンを作ってもらった時に、レンズの上のブリッジがべっこう風に仕上がってきました。こちらのオーダーではなく、代理店さんがして下さいました。ターゲットサンと同じパール調で仕上がると思っていたので、レンズに合わせて頂き、喜んでいます。

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ケースも大きくなり、替えレンズが2組収納でき、更にサイドシールドカバーも1組ついています。古いデザインであっても可能な限りアフターに応じてくれます。

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こちらがDecotインターナショナルです。私の物はハイワイドというタイプで、昔はハイワイドしかありませんでした。現在はインターナショナルが圧倒的に多いです。レンズの間の長さ、フレームなどが異なり、鼻の部分の高さ調節はハイワイドもインターナショナルもできます。

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インターナショナルのレンズ形状は四角と横長と2種類あります。写真をご覧いただくと、各モデルの外見上の違いがわかります。
参考までにインターナショナルは税込30240円、ハイワイドは37800円~41040円。替レンズは1セット 12960円です。
近視・遠視・遠近両用は高くなります。
サイズはS・M・Lとありまして、女性はSを、男性はMを、お顔が大きめの方はLをおすすめします。
価格が高い理由はDecot独自の技術と手作業による所も多く、レンズ交換ができるということです。もちろん、シューティング以外のアウトドアにも使えますし、車の運転にも快適と思います。最近、Decotの注文が増えておりますので、少しご紹介しました。

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昔のイラストと言うのはわかります。

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昔のスラッグ弾です。当時、べーちゃん店長が作ったと本人が言っています。ケースだけ日邦工業から仕入れ、火薬店で作っていた時代です。猟期前、何か月もかかって作っていたんですね。当然のことながら古い実包は品質劣化が進んでいるので、絶対使用してはいけません。

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祇園ちご餅です。たまたま知人からもらいました。ひと包みに3本入っています。和風のアイスキャンディーみたいに見えますね。

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電線にすずめが3羽止まってた。それを猟師が鉄砲で撃ってさ・・・電線音頭って平成生まれの人は知りませんよね。電線ではなく鉄砲屋の庭先に寄り添うように親と子2羽です。どれが親でしょうか? 真ん中です。1羽の親が2羽の子に餌をやっていました。同時に2羽ですから、鳴き声はかなりうるさいです。

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頭隠して尻隠さず。

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尻隠して頭隠さず。家の中の鳥はこんな感じです。メスはおとなしくて、寝てばかりいます。ヒナは人に甘えることはありますが、成鳥でじゃれてくるのはオスではあまりありません。

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八百屋お七と言う日本舞踊の主人公は好いた男に会いたいがため、火付けをする女です。お七と言えば丙午の女と伝わり、実際はそうなのかわからないそうですが、丙午の女性は気性が激しく夫を食い殺すと・・・・あっ・・・・今、離婚騒動のあの女性のこと?
どこからそんな迷信が生まれたのか、昔は丙午の年には出生率が下がっています。
この絵を見ていると「恋の炎」と言いますか、女の怨念を感じます。

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お七の絵は大阪松竹座のロビーに飾られていまして、二人道成寺・・・・鐘に恨みは数々ござる・・・と、道成寺の鐘供養の舞を奉納するため花子・桜子の二人の白拍子が踊ります。道成寺は一人で踊ることが多いのですが、同じ衣装の二人が踊るので更に華やかな踊りとなります。
引き抜きと言う、衣装が一瞬の内に変わる独特の演出が何度か楽しめ、最後は白拍子が蛇になるというあらすじです。この踊りの元となる安珍清姫のお話しは鐘の中に逃げ込んだ安珍が清姫に焼き殺されます。恋い慕う人へのこれも女の怨念です。
赤い着物を着た時蔵さんの花子は綺麗で、還暦を過ぎたとは思えない、成熟した姫のような、心の表現も巧みで「恋はいいよな」とウフッ。お化粧もピンク系で品よく、素顔はシャープなお顔立ちに見えるのですが、舞台では丸みがあり、やせているよりもふっくらしている方がいいかと、ご自身は思っていらして、役作りに工夫をされています。
文学的に女心と炎というのは密接なのだと思いました。炎は情熱なのか恨みなのか。恨まれる相手の男は水なんでしょうかね。いえ、燃えさかる炎を消すのか炎に焼かれるのか・・・くわばら、くわばら。
花子が後ろを向いた時、数本の手ぬぐいを客席へ向けて投げました。受け取れなかったのですけれども「あの手ぬぐいほしかったなぁ」と言ってみるもんです。松竹座の建て替えから20年の記念手ぬぐいでした。もう一人の白拍子は片岡孝太郎さんで、萬屋と松嶋屋の紋が入っています。おみやげがもらえて嬉しかったです。。
そして、来月は新商品が少し入荷してきますので、ネットショッピングに掲載し、新しいパソコンですっぴん京都のお話もしたいと思います。
中京おんな&上京おんな
07/13(Thu) 22:19|よもやま話comment(2)trackback(0)edit
そろそろ梅雨が明けそうな気配ですが、あちらこちらで大雨となり気がかりです。えーっと今日の京都は気温35℃、まだこの先、どうなるのでしょうか。暑さはこれからが本番ですので、皆さま、無理をなさらずにお過ごしください。
今週は3連休に祇園祭がまともに当ります。そうそう、来月も3連休なんですね、山の日ですって。お盆休みがあるのにややこしいな。
小林銃砲火薬店は11日(祝)・12日(土)・13(日)・14日(月)・15日(火)・16日(水)
赤い日を休業とさせて頂きまして、12日と14日は営業します。

2つ前の記事を読み直してみて、先を急ぎ過ぎて言いたいことが抜け落ちていたことに気づきました。エリート女性議員のお話の中で、言いたかった事は「いくら頭が良くても、あーゆー人は猟銃の所持が出来ない可能性がある」ということです。職業柄どうしてもそのような目でみがちです。若いころは喧嘩っ早かったけれども猟銃を所持してからは改めたと言う人もいらっしゃいます。環境が人を変えると言いますか、所持者は総体的に穏やかな気質の人が多いです。

そして、土地バブルの中、この際、店をたたもうかと言う所もあり、長年あった物が無くなるのは一抹の寂しさがあります。そもそも京都は老舗も多い所で、名店も数多く、その“大看板”で事業を拡大する所も増えています。
その内の一軒にカヨチャンと行ってきました。そうです、タイトルの上京おんなは私、宇治金時で中京おんなは彼女です。それぞれ生まれも育ちも中京・上京でして、特に中京は代々その地に住む人が多く、子供同士が友達・親同士も、そしておじいちゃん、おばあちゃんまでも子供の頃から知っているという特徴的な中京でして、彼女は源氏物語に出てくるようなお姫様っぽい雅さがあります。
さて、中京・上京の両おんながつるんで何をしでかすかと・・・期待はずれ、いたって普通です。

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京都の人はこの暖簾を目にすると“あー、あそこね”と、よくご存知のイノダコーヒです。京都市中京区に本店があり、札幌・東京・広島にもお店があります。コーヒー一杯もそこそこのお値段です。
まあ、ここへ行くと誰かしら会うことが多く、この日もカヨチャンが来る前に店舗の向かいにいた女性2人に見覚えが・・・カヨチャンのいとことコーヒ屋さんの奥様。ご挨拶をしていると、カヨチャンがマイチャリでやってきて、先の二人に “どうしたん、今日は?” と、中京おんなの輪に距離を置く宇治金時でした。
例えばスーパーで偶然、友人と会った時、中京おんなは「そこでケーキでも食べない?」と言います。かたや上京おんなはスーパーの買い物かごを持ちながら延々と立ち話をします。中京と言う所は垢抜けていて、上京は庶民的と思って頂ければよろしいかと。

カヨチャンとは生まれた時からの仲良しの従妹どうしで、今日の時点では、彼女の方が一才年上です。彼女はコーヒー派で一日数杯飲むそうで、とても元気です。
たまらない暑さにアイスコーヒーはスーッと汗を引かせてくれます。そこで、コーヒーについて少しお話を。
コーヒーは脳卒中やアルツハイマーのリスクを低下させ、カフェインは脳を活性化し、香りは癒しと刺激の両方の効果をあわせもつと言われ、京都はパンだけでなく、コーヒーの消費量も上位にランクインすると言われています。
京都のコーヒーはイノダ以外にいつもヘタクソクラブで使っております小川珈琲やキョーワズ珈琲があり、全国的に知られています。

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お店には一年に一度行くかどうかくらいです。こういう所では仕事の話ができないので、プライベート利用に限られます。平日は比較的店内はすいていて、本館の方は広くて、店内にいるお客さんは入店してくるお客さんの姿がどこからも見えるため、知っている人を見かけた時に迷うことがあり、挨拶に行くべきか否か。難しいところです。なので・・・できるだけ、気をつかわなくてよい洋館(別館)の方へ行きます。
カヨチャンはイノダ定番のパンランチで、ロールパンに濃いめのソース、エビフライがはさんであります。私はナポリタンで、小学校の給食に似た太目のパスタにこってりしたトマトソースが懐かしい味です。銀食器は今も変わりません。

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デザートはイノダ特製のレモンアイス。シャリシャリした全く酸っぱくない少し甘味のあるあっさりしたアイスで、好物のひとつです。一時期、カップに入って持ち帰りもできましたが、今はお店でしか食べられません。

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冒頭の和風の外観とは異なるこちらが洋館の方で、人の出入りも少なく落ち着きます。本館との間には通路があるだけで、本館を通らないと行けませんので、店員さんに洋館へと言うと案内してくれます。“古都”など映画の撮影にも使われた場所です。常連さんがいつも同じ席に座るのはどこのカフェも同じで、長年の常連さん達の席は店内入ってすぐの右側ですので、そこに座っている人達は生粋の京都人です。
この日、カヨチャンが「後ろにいる男の人、ほら、TVに出ている落語家とちがう?」 と、さりげなく振り返るも、落語家はほとんど知らない。後に桂○○さんとわかりました。

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通路にはインコの鳥かごが並んでいて、鳥が好きな私は席から可愛い様子を眺めていますが、カヨチャンは鳥が大の苦手。でも、近づいても乗っかってるペアのインコを見て、“ラブラブなんやろか?”と、“うちのセキセイインコはつがいじゃないから、鳥のラブラブって知らんね”と答える宇治金時。昼間から何の会話やな。昔はオウムもいて、おしゃべりすることも。

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こちらが元の店舗で、古い写真も飾ってあり洋館の隣りにあります。一軒のコーヒーショップは今や京都にイノダありの大看板となりました。店舗の向かい側に配送センターを造られ、観光を追い風に店舗と通販の両方で忙しそうです。他に比べれば値段は高いです。しかし、ネームバリューと言いますか、店舗での評判が看板を大きくし、名店の地位を築きました。お客さんが増えると店を拡大しがちですけれども、店舗と言う箱はしっかり守って、時代にマッチした経営をされているように思います。
京都は専門店=名店とよく言われ、銃砲店も店舗を充実させて、尚且つ、常連のお客様に支えて頂きながら、看板をもうちょっと大きくしたいな・・・と、また、宇治金時のひとりごと。最近、妄想よりもひとりごとが多くなったかもな。それなりに理由があるんですけれどね。

カヨチャンは幼い頃からコーヒー屋さんへよく来ていたので、コーヒーが好きになったのかもしれません。子供の頃は家族同士でここで会う事もあって、思い出に浸れる年齢となり、昔とあまり変わらない雰囲気の店を訪れるお客さんそれぞれに様々な思い出があるのではないでしょうか。

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店内へ入る通路の右手の坪庭は旧店舗の時からありました。廊下には5月なので葵祭の絵が飾られています。実は創業者の猪田七郎氏は二科会の会員、画家さんでもあり、太夫さんや壬生狂言などの絵画を多く描かれ、これも作品の一つです。コーヒー店を訪れる文化人たちとの交流から東郷青児を始め大家の絵画を所有されていたと聞いています。訪れた時は壁の絵もご覧ください。

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カヨチャンのお母さんから頂いた猪田画伯の絵です。もう一枚は画伯のお兄さんである猪田青以画伯作です。カヨチャンのお母さんも叔母さんも油絵を描き、“カヨチャン、絵を描かないの?”と 尋ねると “私は全然、絵はダメ”と 言っていたけれど、才能に気づかないだけじゃないのかな。私自身、全く絵が描けず、専ら鑑賞する方で、もし、思うままに絵が描けるなら、何を描くだろうな。

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ネコ好きではありません。お気に入りの京都画壇画家の版画です。最近はシルクスクリーン製となっていますが、これは木版画擦り師さんの手によるもので、当然、画家さんの了承がなくては販売されませんので、大切にしています。原画はもっと大きく北澤美術館にあります。ある料理屋さんの御座敷にあった黒猫の絵が忘れられず、この画家さんの黒猫の絵を探していました。この絵に出会った時に、猫が動き出すのではないかとときめきました。毛のぬくもりが伝わってくるようで、グッと正面を見据える目が気に入り、時々、この猫とにらめっこをしています。
ヨーロッパでは黒猫は幸福を招く、日本では黒の招き猫は魔除けとも言われています。額装を新しくすれば、もう少し絵も良くなると思います。

京都は絵描きさんも多い土地柄でして、京都画壇と言えば、どなたの名前が浮かびますか? 上村松園? 竹内栖鳳、円山応挙、福田平八郎、堂本印象他。戦前は北区衣笠に多くの画家が住み “絵描き村”がありました。
そもそも日本史を遡ると京都には尾形光琳、俵屋宗達、狩野派と言う日本を代表する絵師たちの活躍がありましたので、京都画壇とも関係性があるのかもしれません。
今でも老舗・名店の店内に飾られた日本画は京都画壇物も多く、かなりの数の絵画が京都人の所有となっていて、四条通を歩くとショーウィンド越しに絵を見る事ができました。料理屋さんには必ずと言っていいほどあります。そして、母校に寄贈する形で公立学校にもありますし、京都府も“京の百景”と題した物など多数の絵画を所蔵しています。
近頃は携帯電話で簡単に写真撮影ができますので、京の風景も写真で見る事がほとんどですが、筆や色使いが個性的で絵の中の京の風情も良いものかと。

DSC05290_20170714212904ced.jpgコーヒー店へ行きましたので、もちろん、お土産はアラビアの真珠です。イノダは味が濃いと言われます。でも、京都以外への進物には喜んでいただけます。京都は小さなコーヒーショップがたくさんあるため、それぞれ好みの味があるのと、日常使いには価格も考慮されますので。

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暑い時はお菓子も冷たくてのど越しの良い物が食べたくなります。京都以外で評判の料亭和久傳の和菓子、西湖。わらび餅のようなもっちり感ではなく、ほどよい弾力とツルッとした口当たりが癖になり、女性に喜ばれるお菓子です。
ついでに東京 舟和の芋ようかん。京都にはこういうお菓子がないんですよね。冷蔵庫で冷やして食べ、重量感があります。東西のお菓子、やはり違います。

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最後に我が家のちびっ子絵描きさんの作品を。学校の授業後、地域の人が指導してくれるそうで、絵を描くことが好きな子供は勉強よりもこっちの方がいいみたいです。子供ながら構図と言うかバランスに優れているように思います。大人は“こうしようか、あーしようか”と、ついつい頭で考えがちで感性が鈍っている証拠。
水色の絵の具でマーブル模様を作り、涼風が漂うようで、汗をかきながら帰宅して、麦茶を飲みながら“暑い中でものりこえよう”を目にして、もうひと頑張りするか・・・と励まされています。